研究課題/領域番号 |
14330025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 成城大学 (2003-2004) 関東学院大学 (2002) |
研究代表者 |
大森 弘喜 成城大学, 経済学部, 教授 (40103692)
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研究分担者 |
中野 隆生 東京都立大学, 人文学部, 教授 (90189001)
深澤 敦 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (40288618)
島 浩二 阪南大学, 流通学部, 教授 (90131490)
松井 道昭 横浜市立大学, 商学部, 教授 (10046112)
北村 昌史 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (20242993)
椿 建也 中京大学, 経済学部, 助教授 (50278248)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2002年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 社会保障史 / 社会福祉史 / 社会住宅史 / 年金制度史 / 公衆衛生史 / 都市計画史 / 19世紀西欧史 / 都市社会史 / パリ史 / ベルリン史 / 社会住宅 / 都市衛生 / 伝染病と住環境 / ジェンダー |
研究概要 |
平成14年度から3年間にわたる本基盤研究(B)(1)は、英仏独における住宅問題と年金制度の発生・展開過程を19世紀から20世紀にかけて考察し、西欧に共通する原因(都市化と工業化、都市貧困)を踏まえた上で、各国に特有な改革の枠組みを摘出することを目指していたが、概ねこの目標は果たせたと思う。 研究活動は大きく三つに分類できる。 (1)資料蒐集:毎年度2名が海外出張し、ロンドン・パリ・ベルリンなどで関係資料の蒐集に努めた。また数人は国内出張で各大学図書館での資料蒐集に当たった。 (2)研究会:各自の研究の進捗状況を報告して貰うためと、成果の口頭発表をして貰うために各年度平均して4回の研究会を催した。ひとり平均3回程度の報告をした。外部から本課題に関連する講師を招いたことも有益だった。日本史と西洋史の研究者をお願いした。また海外研究協力者にも研究会で報告を頼んだ。 (3)成果の発表:最終年度には、社会経済史学会第73回全国大会(於大阪市立大学)でパネル・ディスカッションを実施した。「西欧における住宅改革の比較史的考察-19世紀半ばから20世紀半ばまで-」と題して、研究代表者の大森弘喜が全体の趣旨とフランスにおける当該問題の発生・展開・解決の道筋と諸問題を、次いで北村昌史がドイツ・ベルリンにおける住宅改革運動史を、椿建也が20世紀イギリスの住宅改革と公的介入を論じた。活発な批判と意見交換があり有益であった。 同年秋には中野隆生が「都市空間の社会史」と題して日仏比較のパネル・ディスカッションを企画実現した。これを本研究会は後援した。その成果は中野隆生の同名の書籍として公刊され、大森弘喜が学会誌で書評を担当した。 各人はそれぞれの大学紀要や学会誌等にその研究成果の一部を公表している(後記)。また本研究の成果を一旦「成果研究報告書」として纏めた上で、別途一冊の書物として公刊する予定である。
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