研究課題/領域番号 |
14330027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山田 雅俊 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90125782)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 公共的意思決定 / 政府の失敗 / 政府組織と経済制度 / 社会的選択論 / 公共選択論 / 比較制度論 / 取引費用政治学 / 政府機能の効率化 / 社会選択論 / 組織論 |
研究概要 |
本研究は、現実社会における政府が、素朴な経済理論で想定されるように市場の失敗の補完機能のみを果たすのでなく、同時に、様々の理由で「政府の失敗」をもたらしているとの問題意識に基づいて、社会選択論、投票理論、公共選択論、組織論および比較制度論等を総合、応用的に適用・展開することによって、現在のように大きな政府が存在する経済社会において、種々の政策決定において政府がどのように行動し、その決定・行動が経済社会にどのような影響を及ぼすかを考察し、政策・公共的意思決定のあり方とその基礎にある制度の関係を深く検討・解明し、公共部門・政府機能の効率化を図ろうとする場合、政府組織および制度がどのようであるべきかについて解明することを目的としていた。 これらの目的のため、次のような調査および研究を行った。第1に、公共選択論を広く展望し、同議論の一般性の欠如を考察し、それを拡張的に一般化する方法として、Dixitの取引費用政治学に従うモデルの展開を試みた。第2に、わが国の政府・議会における実際の政策決定が、公共選択論の考えに沿うときどのように捉えられかを、公共選択論がそのような政策決定の特徴・パフォーマンス等にについて指摘する含意と比較しながら、比較検証し整理することを試みた。第3にこれに関連して、このために近年の主要な政策について、政府および議会報告等の政府資料、新聞・雑誌等のマスコミ資料、各研究論文・書籍等によって、その決定過程、政策の執行とその効果およびそれによって生じた問題、政策評価等について、引き続き調査・整理を行った。第4に、通常の理論の展開あるいは整理を図る観点から、政策効果および最適政策等の研究についても行った。これらの結果の幾つかは後述の研究発表に示されている。
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