研究課題/領域番号 |
14340153
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清川 昌一 九州大学, 大学院・理学研究院, 講師 (50335999)
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研究分担者 |
伊藤 孝 茨城大学, 教育学部, 助教授 (10272098)
池原 実 高知大学, 海洋コア研究センター, 助手 (90335919)
北島 富美雄 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (40274427)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 太古代 / 熱水脈 / グリーンストーン帯 / 黒色チャート / バクテリア化石 / バイオマット / 炭素・酸素同位体 / バイオマーカー / 黒色チャート脈 / 酸素・炭素同位体 |
研究概要 |
本研究は,32億年前の海底熱水系の復元を目的として,保存良く記録する地層デキソンアイランド層に注目し、太古代の海洋底熱水噴出とそれに伴う堆積作用を復元した。その結果,本地層を構成する黒色チャート中に豊富に含まれる炭素物質は生物起源であると見なされ,それらの形態や化学・同位体的特徴から当時の海底熱水系周辺での生態系が活発に活動していたことが明らかになった。 (地層調査)ピルバラ海岸グリーンストーン帯(coastal Pilbara Greenstone belt)中のデキソン島北岸にはデキソンアイランド層が連続的に分布する。地層は後の横ずれ変形のためにブロック状に数10度回転しており,それぞれのブロック(西からDX A〜DX F)で,地層層序が観察される。地層中にはバイオマットが熱水噴出場より5m上位に広範囲で分布することが明らかになった. (鏡下観察)新しい機器により、電子顕微鏡観察の迅速化、顕微鏡観察からの物質分布のデジタル解析が可能になり、黒色チャート中の炭素の量比を定量的に求めることが可能になった。その結果、黒色チャート層には3種類、熱水起源と思われる黒色チャート脈には2種類のものがあり、それぞれ脈活動と海面表層での堆積作用に関連があることが明らかになった。鏡下観察では、4サンプルでひも状バクテリア組織が確認された。エッチングによる電子顕微鏡観察では、現在の海洋底で報告されているマイクロバクテリアと同様の組織が大量にみつかった。ただこれに関しては、もう少し精度のよい実験の必要がある。
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