研究課題/領域番号 |
14350099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
宮本 登 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60003208)
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研究分担者 |
小川 英之 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40185509)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
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キーワード | 高熱量化改質 / 有機ハイドライド系物質 / 水素 / 改質触媒 / 熱回収 / デカリン / 有機ハイドライド化合物 / ヘキサン / 触媒 / 自発火燃焼 |
研究概要 |
各種炭化水素あるいはハイドライド系物質の吸熱改質特性を系統的かつ基礎的に解明すると同時に、改質物質の自着火燃焼特性を検証し、またそれに伴う燃料の高熱量化による熱機関の排熱回収と高効率化の可能性を定量的に明らかにした。すなわち、 1)メタン、ハイドライド系物質の改質による熱回収と燃料の高熱量化は、それらとH_2OあるいはCO_2との改質反応で可能であるが、回収率は全般に前者が優れている。 2)改質反応では触媒利用が不可欠であるが、その場合原燃料の割合あるいは反応温度の増加によってH_2生成と熱回収割合は増加する。 3)改質のよる原燃料の高熱量化と熱回収割合は、回収条件にも依るが単純改質を考えるならば原燃料の50%程度にまで達するため、その応用によって基本的には熱機関の大幅な効率改善が示唆される。 4)内燃機関の単純排熱回収によるメタン改質では、実際的な排熱量の制約から、供給メタンの60%程度までの改質が可能である。 5)若干量の改質ガス混合による原燃料の着火遅れについては、メタンに比べてヘプタンおよびDMEなどの着火性が高い原燃料ほどその混合影響が少ない。その場合、NTC領域での着火遅れ特性も若干量のH_2あるいはCOの混合であればその影響を殆ど受けない。
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