研究課題/領域番号 |
14350141
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横山 明彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30174866)
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研究分担者 |
仁田 旦三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40026266)
馬場 旬平 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助手 (80339118)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2002年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 電力システム / 配電系統 / 分散型電源 / マイクログリッド / FACTS / 蓄電池 / 最適潮流制御 / ディジタルシミュレータ / FACTS機器 / 太陽光発電 / 風力発電 / 電圧制御 / 単独運転 / 電圧 / UPFC / 新電力ネットワークシステム / 安定度 / 直並列補償器 |
研究概要 |
本研究では、回転体である同期発電機、交直変換器をもつ発電装置(太陽光発電、風力発電の一部、マイクロガスタービン発電、燃料電池)や制御用のパワーエレクトロニクス応用電力機器等が多数連系され、動的な特性を持つことなる配電系統において発生すると予想される電圧分布異常、系統不安定性や変換器間の相互干渉による不安定化、そして系統周波数変動などの問題に対して、現在の供給信頼性、経済性をできるだけ維持しつつ運用、制御する手法や、新しい設備計画の手法を提案している。 具体的には、太陽光発電や風力発電が大量に連系された配電線の電圧分布異常現象を、パワーエレクトロニクス応用電力制御機器であるFACTS機器により適正に制御する方式、その設置位置、必要最小設置容量算定手法を提案し、風力発電が電力システム全体に大量に連系されると問題となる系統周波数変動を、蓄電池制御により抑制する手法、その必要最小設置容量の算定方法の提案も行っている。また、配電系統の電圧分布問題、回転機に起因する安定度問題を抑制するために、同期発電機の一部を超電導発電機に置き換えることの効果についても検討を加えている。次に、これらの様々な問題を三相瞬時値計算機シミュレーションにより解析のできる配電系統シミュレータモデルを構築し、マイクログリッドの需給制御シミュレーションを行っている。これらにより、配電系統に連系された複数の変換器制御系間の干渉問題の解析、それを抑制する変換器安定運転方式の開発などが可能になった。
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