研究課題/領域番号 |
14350158
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
照沼 大陽 埼玉大学, 工学部, 教授 (10008857)
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研究分担者 |
鎌田 憲彦 埼玉大学, 工学部, 教授 (50211173)
幡野 健 埼玉大学, 工学部, 講師 (40332316)
本多 善太郎 埼玉大学, 工学部, 助手 (30332563)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | ポリシラン / 水溶性 / ゾルゲルガラス / EL素子 / 有機色素 / エネルギー移動 / ゾル-ゲルガラス / ゾルーゲルガラス / シクロデキストリン / 可溶性、水溶性 / ポリジフェニルシラン / ポリシラン封止ガラス / 有機色素混合薄膜 |
研究概要 |
1.新規ポリシランの設計および合成 (1)従来行ってきた水溶性ポリシランの合成を行い、その基本的な光学特性および耐久性などについて調査した。その結果、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)から誘導した水溶性ポリシランは、光による劣化が激しくポリヘキシルフェニルシラン(PHPS)は耐久性が強いことが分かった。 (2)容易に入手可能なデカフェニルシクロペンタシランを原料として、高分子量のポリシランを合成する方法を考案した。この方法により比較的長波長(〜380nm)で吸収・発光するポリシランを簡便に得ることが出来ることとなった。 (3)ポリシラン側鎖に液晶分子を有する新規ポリシランの合成を行った。 2.共鳴エネルギー移動過程の高効率化と導電性ゾルゲルガラスの試作 昨年度に引き続き最適なポリシラン/有機色素分子の探索および新規に合成したポリシランの光特性と有機色素の組み合わせについて検討した。PMPSは入手が容易であり大量の水溶性ポリシランの合成には利点を持つ化合物ではあるが、水溶性化合物に誘導した場合、ゾルゲルガラス中でも耐久性の改善ははかれなかった。一方、PHPSはゾルゲルガラス中で高い耐性を示すことが分かった。従って、本研究の目的を達成するためには、PHPSおよびすでにゾルゲルガラス中で高い耐性を示すことが判明しているポリ(m-ヘキソキシフェニル)フェニルシランが適切であることが明らかとなった。 3.可溶性(水溶性)/有機色素混合薄膜EL素子の作製とガラス封止 ITO電極付きガラス基板上に可溶性(水溶性)ポリシラン/有機色素混合薄膜をスピンコート成膜を行いEL素子を作製し、その発光を確認した。
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