配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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研究概要 |
IPネットワークは本来,ベストエフォート型のトラヒックを前提として設計されているため,リアルタイムに通信を行う必要のあるVoIP(Voice over IP)では,通話品質を一定に保つことが難しい.ネットワークが混雑した状況では,パケット損失,遅延,ゆらぎの影響により,通話品質の低下が起こる恐れがある.この通話品質低下を防ぐ方法として,IntServ/RSVP(Integrated Service/ResourcereSerVation Protocol)等のシグナリングプロトコルを用いる方法がある.通話を開始する前に,サービスに必要なリソースをルータなどの中継機器が予約するため,通話時の音声品質が保証される.この方法では,ネットワーク内の中継機器が全て,このプロトコルをサポートする必要があり,また,フロー毎の資源予約情報を全て保持する必要があるため,スケーラビリティの面で難がある.別のアプローチとして,エンドポイント・アドミッションコントロールがある.エンドポイント・アドミッションコントロールでは,実際に通信を行う両エンドポイントのみが制御を行うため,中継機器に特別な機能を必要とせず,スケーラビリティに優れている.本研究ではエンドポイント間にプローブ・フローを流しネットワークの混雑状況を推定し、その結果に基づいて、呼の受け入れ可否を判定する「測定に基づくエンドポイントアドミッションコントロール」及び「品質管理方式」に焦点を当てて研究を行い、下記の項目について研究成果をまとめた。 1エンド・エンド測定に基づくアドミッションコントロール方式 2迂回中継を考慮したアドミッションコントロール方式 3ネットワーク設計法 4ソフトフォン試作 5VoIP品質管理システム 6ボトルネックリンク速度推定法
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