研究課題/領域番号 |
14350205
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
河口 英二 九州工業大学, 工学部, 教授 (90038000)
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研究分担者 |
野崎 剛一 長崎大学, 総合情報処理センター, 助教授 (00124834)
脇山 正博 北九州工業高等専門学校, 教授 (10240459)
野田 秀樹 九州工業大学, 工学部, 教授 (80274554)
新見 道治 九州工業大学, 工学部, 助教授 (20269088)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2003年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2002年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | ディジタルステガノグラフィ / 情報秘匿 / 匿名電子メール / 秘匿電子メール / 情報セキュリティ / 添付ファイル / ステガノグラフィ / 秘匿メール / 匿名メール / 電子封筒 |
研究概要 |
本研究は、ステガノグラフィ技術を利用する「匿名・秘匿E-メールシステム」を実現することによって、インターネット上での安全な通信手段を確保することを目的としたものである。本システムは、一つの会社、団体、グループ等に属するメンバー間の通信手段として特に有効である。 「匿名」とは、メールの発信者を第3者に気づかれずに済むことであり、普通のメーリングシステムでは考えられなかったことである。「秘匿」とは、メールの内容が受信者以外に漏れないことである。しかし、そのような匿名・秘匿システムが実現されたとしても、使いやすいものでなければ実用に結びつかない。本研究ではステガノグラフィ技術を有効に利用することによってこのようなシステムを実現する。 本研究で試作したシステムは、3つのサブシステムから成るものである。すなわち、各メンバーが秘密メッセージを受け取るための専用封筒を作成するシステム(Envelope Producer)、送信者がメッセージを封筒に封入するシステム(Message Inserter)、及び、受信者が封筒から秘密メッセージをとりだすシステム(Envelope Opener)である。これらのサブシステムは一体として機能し、分離して個別に利用することはできない。 この試作システムは、ほぼ実用的なシステムであり大学や企業などで試用することも可能である。
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