研究課題/領域番号 |
14350226
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三宅 美博 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (20219752)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2004年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | ヒューマン・インタフェース / 共創システム / 歩行介助 / 引き込み / 歩行リズム / インタフェース / マン・マシンインタラクション |
研究概要 |
われわれは歩行障害を器質的な問題としてだけ扱うのではなく、環境と身体の相互作用における時間-空間的な運動パターンの創出の問題として捉えてきた。そして、制御する側とされる側を区別するマスタ・スレーブ形式に基づく従来の介助手法を問題とし、共創型歩行介助システムとしてのWalk-Mateを提案してきた。しかし、実際の歩行障害に対しては、まだ体系的な調査が実施されていないという問題が残されていた。そこで本研究では、Walk-Mateを歩行障害者に適用し、その介助やリハビリにおける有効性を調べることを目標とした。具体的には下記の2つの問題に取り組んだ。 (1)高齢者用Walk-Mate構築 旧型Walk-Mateは、高齢者に適したハードウェアにはなっていない。そこで、本研究では最初にWalk-Mateのウェアラブル化とユーザビリティの改善を進めた。 (2)高齢者への有効性を評価 上記システムを用いて高齢者の歩行障害への有効性調査を進めた。特に、歩行障害を人間とWalk-Mateから成るダイナミカルシステムの安定性の視点から評価した。 その結果、本研究では計画どおり平成14年度に加速度センサーを活用したウェアラブルなWalk-Mate高齢者モデルを構築することに成功し、平成15年度にはそのWalk-Mateを用いて有効性を体系的に調査することに着手した。そして平成16年度には歩行障害をダイナミカル疾患と捉えることで、動的システムの概念に基づいて歩行障害の評価指標を作成した。具体的には、筋骨格系障害の一つである股関節障害について集中的にデータを取得し解析した。最終的には50人の患者に体系的調査を行ない、有効性を統計的に確認した。
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