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都市道路排水中有害物質の生物利用可能性の視点にたつ曝露評価系の構築

研究課題

研究課題/領域番号 14350289
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 土木環境システム
研究機関岡山大学

研究代表者

小野 芳朗  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50152541)

研究分担者 河原 長美  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (90093228)
谷口 守  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (00212043)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
17,200千円 (直接経費: 17,200千円)
2003年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2002年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
キーワード道路塵埃 / アスファルト舗装 / 多環芳香族炭化水素 / 多環芳香族炭化水素類
研究概要

本研究では、道路近傍の土壌環境中に含まれる有害化学物質を対象としたものである。背景には、塵埃も土壌として採取され処分されている。一方、社会的に近年、企業の工場跡地等の再開発等に伴い、重金属、揮発性有機化合物等による土壌汚染が顕在化するなど、土壌の安全性が問われているからである。我が国でも、土壌汚染対策法など有害化学物質対策がとられているが、これらの対策が事業所などの点源を中心とした対策であること、特定の物質を対象としている。そこで、本研究は非点源汚染源を中心に我が国の化学物質管理対策の基本であるPRTR法では捉えきれない物質について研究を行っている。
本研究では、発ガン性を有し、環境中の至る所に存在する多環芳香族炭化水素類を主な対象物質とし、身近な農耕地及び都市内の公園、小学校、さらに道路近傍の土壌における蓄積、分布、リスク評価を試みている。その結果、農耕地土壌においては多環芳香族炭化水素類と一部の農薬化学物質の存在が確認され、多環芳香族炭化水素類については恒常的に土壌中に存在していることが確認された。また、岡山市内の各地の土壌で多環芳香族炭化水素類が検出され、特に道路近傍の環境で高い濃度を示した。また、道路環境における多環芳香族炭化水素類の排出源データを用いて起源解析を行った結果、道路近傍における土壌中に含まれる多環芳香族炭化水素類の排出源となっているのは、道路環境で発生するアスファルトなどの道路舗装材の磨耗によるものであることが明らかとなった。また、これらの土壌に含まれる多環芳香族炭化水素類を直接摂取することによるリスクは、呼気経由や食物摂取によるリスクに比べ低いと予想される結果となった。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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