研究課題/領域番号 |
14350317
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
宿谷 昌則 武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (20179021)
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研究分担者 |
菅原 正則 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (60300513)
西川 竜二 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (00307703)
高橋 達 福岡工業大学, 社会環境学部, 講師 (50341475)
斉藤 雅也 札幌市立高等専門学校, インダストリアルデザイン学科, 講師 (20342446)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
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キーワード | 住環境教育 / 体感型学習(ワークショップ) / 学習プログラム / 自然エネルギー / 光環境 / 熱環境 / 空気環境 / 脳科学 / 涼しさ / 換気 / 教具 / 体験型学習(ワークショップ) / 脳 |
研究概要 |
本研究を通して明らかになってきたことを以下に纏める。 1.建築(住)環境教育の目指すところは、次のとおりであることを確認した。資源(エクセルギー)を浪費しない住まい方がむしろ快適な建築環境を可能とすること、また、自然のポテンシャルを活用する住まい方は十分可能であることを広く知ってもらう。 2.1.を目標としたいくつかの建築環境教育プログラムを開発試行し、試行結果を分析・評価した。分析・評価は、建築環境教育におけるヒトの体感と意識の対応づけが様々な教育プログラムによって、どのように変化するか(あるいは変化しないか)を明らかにするために行なった。教育プログラムの種類によって多少の違いはあるが、いずれにおいても、プログラムへの参加者が自ら体感するとともに手を動かすと顕著な教育効果が現われることを確認した。 3.照明・暖房・冷房・換気のそれぞれに関わるこれまでに開発されたワークショップによる建築環境教育の形式・方法などをまとめた。光環境に関わるもの4件、熱環境に関わるもの3件、空気環境に関わるもの1件、建築環境と地球環境を総合するもの1件を得た。音環境・水環境に関わるものも必要と考えられるが、本研究の期間には開発試行することができなかった。これらは今後の課題である。 4.本研究で取り上げた建築環境教育の一部について、公開シンポジウムの形で報告会を2回行なうことができた。その結果、建築環境教育プログラムは、一般向けに開発していくことがもちろん重要であるが、専門家向けにも同様に開発していくことが重要ではないかとの声がシンポジウム参加者の多くから聞かれた。建築環境教育プログラムの充実は、建築環境のつくり手と使い手をつなげる場を提供することになり、延いてはよりよい建築環境の創出に大きな役割を果たしていくだろう。そのような期待が小さくはないことを確認した。
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