研究課題/領域番号 |
14350323
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
重村 力 神戸大学, 工学部, 教授 (30116214)
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研究分担者 |
田渕 基嗣 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20031130)
三谷 勲 神戸大学, 工学部, 教授 (70037935)
森山 正和 神戸大学, 工学部, 教授 (70047405)
山崎 寿一 神戸大学, 工学部, 助教授 (20191265)
重村 桂子 (株)いるか設計集団, 代表取締役、研究職
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 学校建築 / 環境共生 / 環境ストック / リノベーション / 持続可能な開発 / 耐震補強 / 改築 / 校庭 |
研究概要 |
本研究は,既存の学校環境ストックを改修して,創発的な教育空間と耐震性能が高く、環境共生的な学校環境をつくるためのリノベーション方法の開発を目的としている。 行った研究内容を以下に示す。1)創発的な教育空間としての学校建築・校舎空間・校庭環境の向かうべき方向の検討。2)既存の学校環境および校舎の評価、問題点と可能性の調査と分析。3)既存の学校の改修の可能性の詳しい分析評価、得られるべき学校空間・環境の方向の総合的検討。リノベーションの方向性に関する、計画デザイン、構造工学、環境工学の観点からの分析と、適切で新たな教育空間と、耐震安全性や、環境負荷を軽減する方法の同時解決方法についての開発研究。 得られた知見を以下に示す。1)週休二日、総合的学習方式の浸透、教育の地域連携を達成するために、小領域と、交流空間を重視したワークショップや教科学習複合空間をもつ学校空間が今後の目標として必要かつ適切である。2)既存学校の評価を通じ、教科教室型教育方法と平面計画の関係、校舎周り環境の活用法、校庭における環境教育の可能性、地域住民の学校環境の記憶などの詳細な分析を得た。3)既存の学校は、小規模増床と空間の拡大および校庭環境の保全活用などにより、リノベーションが可能である。3-1標準型平面について外部への小規模な増築と内部における間仕切りの変更によって、新しい理念の教育空間への転換の方法が見いだしうる。3-2自由度の高い耐震補強法として,外付けブレースを用いる手法や増床部分の骨組をブレース付き鉄骨造とし,既存RC部分と一体化させる手法を開発した。3-3改修時に屋根面に太陽電池・クール・ルーフを設置し,ダブルスキンを利用した庇・光棚の開発設置、夜間換気を行うことにより、教室・校舎において、自然を活用とした快適環境を実現する方法を分析提案した。 これらにより、目的の基礎的研究開発を果たすことが出来た。
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