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新規オルガノゼオライトの開発と吸着分離への応用

研究課題

研究課題/領域番号 14350458
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機工業化学
研究機関東京農工大学

研究代表者

前田 和之  東京農工大学, 工学部, 助教授 (60343159)

研究分担者 鈴木 健之  東京農工大学, 工学部, 教授 (70092559)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2003年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2002年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
キーワード多孔性材料 / オルガノゼオライト / 吸着分離 / ホスホン酸 / AlMepO膜
研究概要

1.水熱合成法及び水蒸気処理法により、多孔質アルミナ基板を用いたアルミノメチルホスホネート(AlMepO)膜の合成を試みた。疑ベーマイト、メチルホスホン酸、水、t-ブチルアルコールを混合した原料混合液を多孔質アルミナ基板内に吸引させた後、浸漬させ、160℃、48時間オートクレーブ中で水熱合成を行なったところ、基板内部にコンポジットを形成したと考えられるAlMepO-β膜構造が得られた。また、水熱合成法と同じ原料混合液を基板中に吸引して乾燥した後、オートクレーブ中で水蒸気処理を行ったところ、微細な結晶が基板と密着して成長した40μm程度の厚さの膜構造が得られた。なお水蒸気処理法により得られた膜は水熱合成法とは異なりAlMepO-<であった。しかしながら、両法による膜を用いて酸素、空気、水素のシングルガス透過を検討したところ、共に基板そのものとほとんど透過係数に差がなかった。
2.かさ高い有機基を有するホスホン酸と金属を骨格に含むオルガノゼオライトの合成を種々検討した。窒素吸着可能な細孔を有する物質を得ることはできなかったが、t-ブチルホスホン酸に由来する長周期構造を有する生成物はいくつか得られ、特に、Zn/t-ブチルホスホン酸/メチルホスホン酸の系では、トリオキサンを添加した場合に、d=25Åの回折線を与えメチルホスホン酸とTBAがともに骨格内に存在すると考えられる生成物が得られた。また、ニトリロトリスホスホン酸とアルミニウムを骨格に含むオルガノゼオライトの合成を種々検討した。有機添加物としてトリオキサンを添加した場合に得られた化合物は、窒素吸着可能な細孔は有しないものの、脱水によってXRDの低角ピーク位置が変化しないことから、3次元的な骨格を有する物質であることが考えられる。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kazuyuki Maeda: "Metal phosphonate open-framework materials"Microporous and Mesoporous Materials. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuyuki Maeda: "Metal phosphonate open-framework materials"Microporous and Mesoporous Materials. (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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