研究課題/領域番号 |
14350472
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
占部 弘和 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (10176745)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | アザチタナシクロペンタジエン / アセチレン / チタナシクロペンタジエン / チタナアルコキシド / ニトリル / ピリジン / ピロール / Reppe反応 / 抗アレルギー薬剤 / 光学活性ピリジン / シクロチアゾマイシン / チタンアルコキシド / ベンゾシクロヘプタピリジン / ピリジルチタン / アミノピリジン / レッペ反応 / アルシオプテロシン / ピリジンアルデヒド / プラジミシン / ベンジルチタン |
研究概要 |
本研究では、異なる3種の非対称アセチレンの位置選択的なカップリングにより、ただ1種類のみの芳香族化合物を選択的にかつ有機金属化合物として得る、新しいスタイルのReppe反応を開発した。さらにアセチレンの1つあるいは2つをニトリルに変えて、いわばアザReppe反応とも言うべきメタル化された選択的なピリジン合成あるいはピロール合成も開発した。また、これら新反応の生理活性化合物や薬剤の合成への応用も行った。すなわち、1)アセチレンエステル、末端アセチレン、2価チタンアルコキシド試薬(Ti(O-i-Pr)_4/2 i-PrMgCl)(1)、およびプロパルジルブロミドからベンジルチタン化合物をただ1つの異性体として得た。この反応で、抗腫瘍細胞作用を持つアルシオプテロシンAの最初の合成を達成した。さらに、抗HIV剤プラジミシンの芳香環部位の合成も達成した。2)アセチレンアミド、末端アセチレン、チタン試薬1およびスルホニルニトリルから、α-ピリジルチタン化合物を単一の異性体として得た。本反応で、ベンゾシクロヘプタピリジン系抗アレルギー薬剤を合成した。3)アセチレンアミド、末端アセチレン、チタン試薬1、α-アルコキシニトリルから、ピリジンアルデヒドを単一の異性体として得た。4)アセチレン、チタン試薬1、α-オキシニトリル、およびスルホニルアセチレンから、α-ピリジルチタン化合物を単一の異性体として得た。本反応を光学活性α-オキシニトリルに適用し、シクロチアゾマイシンのピリジンユニットの不斉合成を従来法よりも効率的に達成した。5)アセチレン、1-(スルホニルアミノ)アセチレン、チタン試薬1、およびニトリルからアミノピリジンを合成した。6)非対称アセチレン、チタン試薬1、および異なる2分子のα-オキシニトリルから、ピロールアルデヒドをただ1種類の異性体として得た。
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