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脱粒による作物収量の損失と発生メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 14360011
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 作物学
研究機関岐阜大学

研究代表者

大場 伸也  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (80221836)

研究分担者 下山田 真  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教授 (60235695)
荒井 輝博  岐阜県農業技術研究所, 育種部, 研究員
鍵谷 俊樹  岐阜県中山間農業技術研究所, 栽培部, 主任研究員
研究期間 (年度) 2002 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード脱粒 / ダイズ / ソバ / 自然下種 / 種子散布 / 精密農業 / 街灯 / 生育遅延 / 自然下種栽培 / 台風被害 / 脱粒性 / 収量損失 / 作物 / 収量 / コンバイン / 収穫 / 生育診断 / 現地調査 / 空間分布 / 証明
研究概要

脱粒性は、植物の基本特性の一つであり、野生植物においては種子散布のメカニズムとして重要であるが、栽培作物では収量の損失に結びつくため望ましくない。近年,水田転作作物としてダイズやソバの作付けが拡大しているが,水稲やコムギなどに比べ収穫時の収量損失が多いというわれる.そこで本研究では,脱粒による収量損失を農家圃場での調査を通して実態を把握するとともに,その発生メカニズムを品種間差や栽培条件の違い,また収穫時損失が発生しやすい条件などの面から調査を行った.
ダイズならびにソバでは,年次変動や地域間差はあったが,著しく収量を損失する場合があった.他作物との収穫時の競合でダイズの収量が2〜3割程度損失したり,台風の被害によりソバの収量の5割以上を損失したりする場合があった.ソバの場合,耕起による除草を適切に行えば脱粒によって落下した種子を次の作付けに利用できる可能性が示された.また,ソバの脱粒は,小枝が細いことに由来し,この形質は種子の大きさと高い遺伝相関が見られた.これは,大粒品種が脱粒し難いことを示す.脱粒を避けるため収穫次期を変えた場合には,ソバの品質が大きく変動することが示された.ダイズについては,裂莢と強く結びつく形質を見出すことはできなかったが,生産者からの聞き取りによってダイズの生育ムラが収穫時期の判定を難しくする場合のあることがわかった.生育ムラは土壌環境の差異や圃場脇の街灯の影響などによって生じていた.空撮画像を用い,圃場内の生育ムラの二次元解析を行ったところ,ムラはランダムに発生し徐々に収束していった.また街灯の光質について検討したところ,青緑蛍光灯や水銀灯がダイズの生育遅延に対して影響が小さかった.

報告書

(5件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-03-31   更新日: 2016-04-21  

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