研究課題/領域番号 |
14360074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
野口 民夫 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (70135721)
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研究分担者 |
山田 一哉 福井大学, 医学部, 助教授 (20263238)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | ピルビン酸キナーゼ / 転写制御 / インスリン / グルコース / 転写因子 / タンパク質相互作用 / 肝臓 / 脂肪細胞 / L型ピルビン酸キナーゼ / HNF1α / NF1 / Hex / ChREBP / 炭水化物応答性 / 相互作用 / プロモーター / エンハンサー |
研究概要 |
1、SHARP2はL型ピルビン酸キナーゼ(LPK)遺伝子の炭水化物応答性には関与しなかったが、その転写は肝細胞においてインスリンによりホスホイノシチド3-キナーゼ経路を介して促進されることを見いだした。 2、肝臓におけるLPK遺伝子の転写はNF1が制御領域のLII及びLII'に結合し、HNF1αがLIに結合するとともに、NF1のDNA結合ドメインとHNF1αのアクチベーションドメインが直接に結合することによりHNF1αのDNAへの結合性が高まる結果、促進されることが示された。 3、ホメオドメインをもつ転写因子のHexは、LPK遺伝子のプロモーター活性に直接の影響を与えなかったが、Hexはホメオドメインを介してHNF1αのポウーホメオドメインと直接に結合することによりHNF1αの活性を促進する結果、LPK遺伝子の転写を上昇させることが示された。 4、LPK遺伝子の炭水化応答性転写因子ChREBPの遺伝子発現の制御を初代培養肝細胞を用いて検討したところ、ChREBP遺伝子のインスリン/グルコースによる発現の誘導にはChREBP自身が関与しているものと考えられた。ラットChREBP遺伝子のクローンを単離し、転写開始点を決定するとともに、その上流域約1000bpの配列を明らかにした。この領域の中にはLPK遺伝子のChREに類似の配列が認められたが、炭水化物応答性は認められなかった。一方、SREBPの結合配列に類似した配列が-153までに認められ、この配列はSREBPに応答した。 5、脂肪細胞でのM2型PKの発現は、インスリンにより転写及び転写後のレベルで調節さらえていた。PKM遺伝子の-0.5kから-2.2kまでの間にインスリン応答領域の存在が示唆された。
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