研究課題/領域番号 |
14360108
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京海洋大学 (2004) 東京海洋大学(水産) (2002-2003) |
研究代表者 |
キロン ヴィスワナス (KIRON Viswanath) 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (20262339)
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研究分担者 |
吉崎 悟朗 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (70281003)
竹内 俊郎 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (70092591)
佐藤 秀一 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (80154053)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 脂肪酸不飽和化酵素 / 遺伝子導入 / ゼブラフィッシュ / ドコサヘキサエン酸 / エイコサペンタエン酸 / トランスジェニック / 機能性食品 / 栄養強化 / ゼブラフィツシュ / 脂肪酸Δ6不飽和化酵素 / cDNA / ヤマメ |
研究概要 |
EPAおよびDHAは海産魚の必須脂肪酸である。この事実は、海産魚はリノレン酸からEPA/DHAを合成する酵素の何れかを欠損しているか、その活性が十分ではないことを示唆している。本研究では、遺伝子工学的手法を用いて、EPA/DHA合成酵素遺伝子群を魚類に導入することで、リノレン酸からこれらEPA/DHAを合成することが可能な海産魚を作出することを最終目的とし、その第一段階としてゼブラフィッシュにおいてヤマメのΔ6不飽和化酵素(Δ6)遺伝子を過剰発現させることで、脂肪酸代謝能力を改変することを試みた。 ヤマメΔ6 cDNAをメダカβ-アクチン遺伝子のプロモーターに連結した発現コンストラクト(pAct D6)を顕微注入法でゼブラフィッシュ受精卵に導入し、得られた109尾のP1親魚のうち、4尾(3.7%)において外来遺伝子をF1世代へ伝達していた。なお、これらのF1世代において外来遺伝子を保持する個体は4.2%〜44.1%であった。また、F2世代以降、外来遺伝子はメンデル遺伝した。RT-PCR解析の結果、これら遺伝子導入個体ではヤマメΔ6遺伝子の発現が認められたが、その発現量は各系統ごとに異なっていた。GC解析の結果、ヤマメΔ6遺伝子を高レベルで生産する系統においては、全組織中のEPA含量が非遺伝子組換え個体の1.4±0.1倍(1.86±0.03mg/g vs 1.32±0.05mg/g),DHA含量が2.1±0.2倍(4.62±0.22mg/g vs 2.22±0.08mg/g)と高値を示した。以上の結果から,Δ6遺伝子を魚類に導入することにより、その脂肪酸組成を改変できることが明らかとなった。本技術を食用魚へ応用することで、高DHA含量の機能性食品としての魚類も作出可能であると期待される。
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