研究課題/領域番号 |
14360111
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
川合 研兒 高知大学, 農学部, 教授 (60127925)
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研究分担者 |
大島 俊一郎 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 助教授 (80325406)
細川 秀毅 高知大学, 農学部, 教授 (40036744)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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キーワード | エドワジェラ症 / 外膜タンパク質 / 共通抗原 / ワクチン / 魚病 / リコンビナント / GAPDH / Edwardsiella tarda / 血清型 |
研究概要 |
魚類のエドワジェラ症原因菌Edwardsiella tardaには血清型が多いことから、これまでワクチンの開発は難しいと考えられていたが、申請者は本菌の外膜タンパク質(OMP)のなかで種に共通な37kDaのタンパク質(37kDaOMP)に注目し、本ワクチンの実現に向ける研究として次のことを行った。 まず、分離由来魚種および血清型が異なる代表的な菌株で37kDaOMPが共通に存在することを確認した。この抗原タンパク質は1次元のSDS-PAGE-ウェスタンブロットでは1種類と見られたが、2次元電気泳動-ウェスタンブロットにより、等電点が異なる数個のドットとして認められた。しかし、抗原性の強さはそれぞれやや異なるが、アミノ酸シーケンス同一であり、糖鎖付加などの微細な構造のみ異なることが示唆された。また、アミノ酸シーケンスおよび遺伝子塩基配列を完結した結果、本抗原は細菌およびその他生物に広範に存在する酵素GAPDHであることが明らかになった。そこで、大腸菌を用いて37kDaOMP(GAPDH)のリコンビナント生成を行ったところ、生成したタンパク質はGAPDHの酵素活性を有することも確認した。E.tarda菌体から精製した37kDaOMPおよびリコンビナント精製した37kDaOMP(rGAPDH)でヒラメを免疫し、その免疫血清を用いて血清型が異なる菌株間での共通性の確認を行った。また、異なった血清型の菌株で攻撃実験を行ったところ、該当する血清型の菌株はもとより、異なった血清型の菌株との交差免疫原性も確認できた。これらのことから、血清型の異なったE.tardaに対して共通に感染防御性を有する抗原を、リコンビナント生成により大量に生産し、これをワクチンに使用する方法の基礎を確立することができた。
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