研究課題/領域番号 |
14360165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
齋藤 昇 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (40211924)
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研究分担者 |
島田 清司 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (40065579)
塚田 光 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (20343212)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | ニワトリ / 遺伝子発現 / アクアポリン / AVT / 浸透圧刺激 / CRH / リアルタイムPCR / 絶水 / クローニング / FOS / 免疫組織化学 |
研究概要 |
浸透圧調節に関して、浸透圧受容体が未だに明らかになっていない。この浸透圧受容体の候補として、水チャネルのAQP4が候補となっている。そのために、ニワトリにおいてAQP4の遺伝子をクローニングし、浸透圧刺激に対する遺伝子発現の変化を調べたとこところ、絶水により浸透圧が増加するとAQP4の遺伝子発現が増加することが明らかになった。この結果から、鳥類においてはAQP4が浸透圧受容体である可能性が示唆された。このようなAQP4遺伝子の発現は、哺乳類では観察されていなく、鳥類特異的なものであるかもしれない。 また、ニワトリの卵用種と肉用種の2つの系統のニワトリを用い絶水処理による脳内の遺伝子発現を調べた。その結果、絶水により体重が減少し血中の浸透圧が上昇した、ともに肉用種の方がより体重が減少し浸透圧がより増加し、絶水に対する反応は肉用種の方が大きかった。しかしながら、卵用種ではアルギニンバソトシン(AVT)遺伝子発現が刺激されたが、肉用種ではAVT遺伝子発現が刺激されなく、AVT遺伝子発現機構に系統間で何らかの違いがあることが観察された。 ニューロペプチドY(NPY)は、摂食誘起に関して重要なホルモンであると考えられているが、絶水処理によっても、NPY遺伝子の発現が誘起され、NPYは水分調節にも重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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