研究課題/領域番号 |
14360167
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮本 元 京都大学, 農学研究科, 教授 (00026618)
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研究分担者 |
杉本 実紀 京都大学, 農学研究科, 助手 (20243074)
眞鍋 昇 京都大学, 農学研究科, 助教授 (80243070)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2003年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
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キーワード | 外因性内分泌攪乱物質 / 核磁気共鳴イメージング / 三次元形態解析 / 哺乳類 / 胎仔 / オーファン受容体 / 受容体ノックアウト / リアルタイム解析 / 外因性内分泌撹乱物質 |
研究概要 |
産業革命期以後200年以上にわたって人類が創り出してきた農薬、食品添加物、医薬等の多くが、生体の内分泌系のシグナル伝達系を攪乱する内分泌攪乱物質として人類の生存を脅かすことが分かってきた。本研究は、生殖生理学の基盤に関わる新技術開発や生殖子の選抜機構研究を進め、新規な原理に基づいた非侵襲的かつリアルタイムに生殖毒性を評価できる技術システムを構築し、従来法とは比較できない精度で速やかに生殖毒性を評価できる先端技術を確立することで、様々な化合物の生殖毒性を的確に評価できる未来を開拓する基盤技術を開発するものである。本年度は、構造生物学、細胞生物学的視点から内分泌撹乱物質とホルモン受容体の結合様式、受容体分子の立体構造変化等を解析し、環境系に存在する様々な化合物の生殖毒性をリアルタイムに評価するシステムの確立のための研究を下記のように進めた。生きた動物におけるNMRシグナルを定量検出できる生体NMRプローブの開発を進めた。特に胎児におけるNMRシグナルを部位特異的にリアルタイムに検出し、3次元立体画像データとして解析できる測定アプリケーションの作成と最適測定条件を決定した。毒性発現機構の生殖生理学的解明のため、遺伝子工学的にオーファン受容体に様々な構造変異を誘導し、化合物と受容体の相互特性をNMRにて観測して分子構造学的に毒性を予測する技術の開発をすすめた。卵母細胞を包む卵胞は、遺伝子に制御された細胞死によって選択されているが、これを制御する細胞死受容体を介した細胞死シグナル伝達機構を解明し、化合物の影響を分子レベルで評価する系の開発を進めた。
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