研究課題/領域番号 |
14360180
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
杉浦 喜久弥 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教授 (30171143)
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研究分担者 |
稲葉 俊夫 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (00137241)
熊谷 大二郎 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助手 (70316016)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | イヌ / 骨髄移植 / 骨髄採取法 / 移植前処置法 / 造血幹細胞 / 純化法 / モノクローナル抗体 / 免疫抑制剤 / 造血前駆細胞 / Tリンパ球 / 移植片対宿主反応 / 免疫抑制 / 多能性造血コロニー形成細胞 / 小麦胚芽凝集素(WGA) / Rhodamine123 / 比重分画 / セルソーティング / 低比重細胞分画 / 造血コロニー形成細胞 / 骨髄破壊性前処置法 / 骨髄非破壊性前処置法 / ドナーリンパ球輸注 / マイクロサテライト / フローサイトメートリー / コンディショニング |
研究概要 |
1.イヌ同種骨髄移植における骨髄採取法、前処置法および生着促進法の検討: 1)骨髄採取法の検討:骨髄細胞の吸引採取法と灌流採取法を比較したところ、灌流法で採取したほうが造血前駆細胞比較的多く採取でき、赤血球数の混入を有意に低くすることができたため、よりすぐれていると判定した。 2)移植前処置法の検討:骨髄破壊性前処置法と骨髄非破壊性前処置法を組み合わせたいくつかの前処置法によって移植骨髄の生着が認められた。 3)生着促進法の検討:ドナーリンパ球輸注を行ったところ、末梢血白血球数の増加率が高まり、移植した造血細胞の生着を促進された。 2.イヌ髄中の造血幹細胞の純化と特性の解析: イヌ髄中の有核細胞を比重、小麦胚芽凝集素(Wheat Germ Agglutinin : WGA)の結合偉およびRhodamine123(Rh)の染色性に基づき分画したところ、低比重で、WGAの結合性が高く、且つRhの染色性が低い細胞中にほとんどすべての多能性造血前駆細胞が集積しており、造血幹細胞も同様な特性を有することが判明した。 3.イヌ多能性造血前駆細胞を認識するモノクローナル抗体の作製: 低比重骨髄細胞をマウスに免疫し、イヌ造血幹細胞に対するモノクローナル抗体の作製を行ったところ、多能性造血前駆細胞の表面抗原を認識するモノクローナル抗体を数クローン得た。 4.免疫抑制効果を示す抗イヌT細胞抗体の作製: イヌ末梢血のT細胞に対するモノクローナル抗体の作製を行ったところ、in vitroで免疫反応を抑制し、イヌに静脈内注射をした場合、イヌ末梢血中のT細胞を減少させる特性を持った1クローンを得た。
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