研究課題/領域番号 |
14370237
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 邦彦 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60091451)
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研究分担者 |
窪田 満 北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員
小林 一郎 北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員
川村 信明 北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90301879)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | AIE-75 / Usher症候群 / プロモーター / IPEX / 自己免疫性 / AIE-75遺伝子 / 遺伝子発現制御 / 自己免疫 / 難治性下痢 / ALE-75 / アッシャー症候群 / 自己抗原 / 転写因子 |
研究概要 |
我々が自己免疫性腸症関連自己抗原として単離したautoimmune enteropathy-related 75 kDa antigen(AIE-75)は,小腸・腎近位尿細管の刷子縁および内耳上皮細胞に発現する。消化管におけるAIE-75の発現は、絨毛側に強くcrypt側には認めない。従って、AIE-75の発現が細胞周期の影響下にあることが考えられる。今回、AIE-75の発現制御機構を解明する目的で、AIE-75遺伝子の上流領域の転写活性をルシフェラーゼアッセイを用いて検討し、転写開始点より上流-63から-9が負の制御に関与する可能性が示唆された。また、従来に引き続き自己免疫性腸症における抗AIE-75抗体を測定し、全11例中7例でこの自己抗体が陽性であることを見出した。さらに、抗AIE-75抗体陰性の患者血清を用いて新たな自己抗原を検索し、villinを同定した。AIE75遺伝子は感音性難聴と網膜色素変性と特徴とするUsher症候群ICの責任遺伝子でもあるため、内耳や網膜において重要な働きをしている事が示唆される。我々は他施設との共同研究により、網膜においてAIE-75は光受容体とcadherin 23やmyosin VIIを結合させる役割を持ち、一方その発現はこれらの蛋白に依存しないことが明らかになった。また、自己免疫性腸症を主症状とする遺伝性疾患immune dysregulation,polyendocrinopathy,enteropathy,X-linked syndrome(IPEX)の責任遺伝子であるFOXP3遺伝子の解析を行い、新しい変異T1117G置換を見出した。
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