研究課題/領域番号 |
14370255
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
松石 豊次郎 久留米大学, 医学部, 教授 (60157237)
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研究分担者 |
山下 裕史朗 久留米大学, 医学部, 講師 (90211630)
古賀 靖敏 久留米大学, 医学部, 教授 (00225400)
小戝 健一郎 久留米大学, 高次脳疾患研究所, 教授 (90258418)
近藤 郁子 愛媛大学, 医学部衛生学, 教授 (20110489)
高嶋 幸男 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (70038743)
永光 信一郎 久留米大学, 医学部, 助手 (30258454)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2002年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | Rett症候群 / methyl-CpG-binding Protein2 / モデル動物 / ヘミ(X^- / Y) / ヘテロ(X / X^-) / 遺伝子治療 / 再生医学 / methyl-CpG-binding protein2 / Methyl-CpG-binding protein2 / 神経伝達物質 / 神経修飾因子 |
研究概要 |
ヒトのRett症候群(RTT)で、methyl-CpG-binding Plotein2 (MeCP2)の変異(genotype)と臨床症状(phenotype)の相関を研究した。219例のうち145人(66.5%)のRTTで45の異なった変異が同定された。T158Mのミスセンス変異は最もcommonの変異で19.1%、次にR168X(14.8%)、R270X(13.0%)、R255X(9.6%)、R294X(6.1%)に認め、全例典型的なRTTを示した。2つのミスセンス変異R133C(33.3%)、R306C(23.3%)とナンセンス変異R294X(13.3%)は30例の非典型RTTに認められ、軽症のpreserved speech valiantに認められた。次にMeCP2-null mutationモデル動物を用いてX^-/Y(ヘミの雄)(n=17)、X/X^-(ヘテロの雌)を用いて両側線状体に定位脳手術でAd.MeCP2およびコントロールのAd.LacZを投与し、4日目、7日目、以後1週間毎にsuspension test, vertical pole test, dowel test, grooming time, wire test, tube testなどの行動観察をおこなった。Ad.LacZMeCP2^-/Ymiceはワイルドのマウスに比べ移動運動が少なかった。Ad.MeCP2処理miceは運動の改善が認められた。MeCP2^-/+miceは人のRTTに類似のモデルであるが、Ad.MeCP2治療マウスは移動運動の改善が見られ、suspension testとdowel testで顕著であった。治療効果は6週でピークに達した。自傷行動を示した全ての雌で改善が確認された。マウスのMeCP2 null-mutationモデルの治療結果からRTTは可逆性であり、治療できうる可逆性が示唆された。
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