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膵ラ氏島微小循環障害による糖尿病発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14370341
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関順天堂大学

研究代表者

河盛 隆造  順天堂大学, 医学部, 教授 (00116021)

研究分担者 綿田 裕孝  順天堂大学, 医学部, 講師 (60343480)
田中 逸  順天堂大学, 医学部, 助教授 (40276499)
井上 正宏  大阪府立成人病センター研究所, 部長 (10342990)
橋都 浩哉  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (90261289)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
キーワード膵β細胞 / 膵微小循環 / 糖尿病 / VEGF-A / Cre recombinase / インスリン / 血管内皮 / インスリン分泌 / 膵微少循環 / Cre recombinas
研究概要

インスリン分泌及び膵島容積変化は2型糖尿病患者の重要な特質である。我々は膵β細胞特異的VEGF-Aノックアウトマウス(RIP-Cre : Vegf^<f1/f1>)を用い膵微小循環構築と膵β細胞の関連について以前報告した。このマウスは血管内皮の膵島内血管密度の減少とfenestration異常を示す。今回はこのマウスを用いて、膵島内微小血管障害と膵β細胞機能との関連を検討した。RIP-Cre : Vegf^<f1/f1>は空腹時血糖や体重はコントロールマウスのRIP-Cre、Vegf^<f1/f1>となんら変わりないがインスリン初期分泌障害がありこのため耐糖能障害を伴う。しかし血管の影響を取り除いた単離膵島でのグルコース応答性インスリン分泌は良好であった。12週間の高脂肪食負荷を行なうとRIP-Cre : Vegf^<f1/f1>の耐糖能はコントロールマウスに比べ著明に悪化し空腹時血糖レベルも上昇したが、同様の高脂肪食負荷を行なったマウスでも血管の影響を取り除いた単離膵島でのインスリン分泌はグルコースに対する応答性が増加していた。さらに高脂肪食を与えられたRIP-Cre : Vegf^<f1/f1>マウスは同じ高脂肪食を与えられたコントロールマウスに比べ膵島β容積の有意な増加が認められた。つまりRIP-Cre : Vegf^<f1/f1>マウスが血中へすばやくインスリンを放出できないのは膵β細胞そのものの異常ではなく、膵島内血管の質的・量的異常によると考えられた。更にこのマウスはインスリン抵抗性存在下では明らかな膵β細胞の生理的代償機構に障害がなくとも糖尿病へと進展していくことが明らかとなった。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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