研究課題/領域番号 |
14370344
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松下 通明 北海道大学, 医学部, 教授 (20250425)
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研究分担者 |
藤堂 省 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
蒲池 浩文 北海道大学, 大学院・医学研究科, 寄附講座・教員 (60374237)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | 肝不全治療 / ハイブリッド型人工肝臓 / 肝細胞移植 / 小肝細胞 / 肝再生 / 肝細胞倍数体 / 生分解性パターン化フィルム / 増殖 / 細胞移植 / 人工肝臓 / in vitro増殖 / 肝特異機能 / 凍結保存 |
研究概要 |
重篤な肝不全治療としての肝補助療法、なかでもハイブリッド型人工肝臓や肝細胞移植に用いうる細胞として、増殖活性を示す小肝細胞の臨床応用に向けた基礎的研究を行った。まず小肝細胞の増殖活性と肝再生におけるその役割とin vitroでの培養条件を検討した。倍数体解析では、小肝細胞は、成熟肝細胞に比して幼若であり成熟肝細胞の量的欠損に対して速やかな成熟肝細胞量の補填という細胞動態を示すことが示唆された。次に、細胞使用時の適正環境を見出すためにパターン化した生分解性材料上での培養環境と肝細胞スフェロイド作製の2方面から検討を加えた。更に、単離小肝細胞の無アルブミンラットへの門脈内移植を行い小肝細胞の細胞ソースとしての可能性を見出した。しかし、今回の検討からは、in vitro環境下で小肝細胞を無限に増殖させるという成績は得られなかった。そこで、細胞不死化への基礎的検討を行ったところ、ほぼ100%の細胞へ遺伝子を導入する方法を見出した。 ハイブリッド型人工肝臓や肝細胞移植を行う上での細胞源として小肝細胞の可能性が見出されたが、更にin vitroでも、また、in vivoでも無限に近い増殖しうる細胞の創出法が今後不可欠と考えられた。
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