研究課題/領域番号 |
14370393
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
三高 俊広 札幌医科大学, 附属がん研究所, 教授 (50231618)
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研究分担者 |
竹田 寛 札幌医科大学, 附属がん研究所, 助手 (00333310)
吉川 大和 札幌医科大学, 附属がん研究所, 助手 (20274227)
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
桂巻 正 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50253993)
水口 徹 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30347174)
本間 敏男 札幌医科大学, 医学部, 助手 (30315494)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2004年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 小型肝細胞 / 幹細胞 / 体外肝組織 / 細胞移植 / 3次元培養 / 特異的膜蛋白質遺伝子 / 肝細胞置換 / Scaffold / 小型肝細胞特異的遺伝子 / 低重力環境 / 凍結保存 / ヒト肝細胞 / 肝組織構築 / 人工肝臓 / 薬物代謝酵素 / 成熟化 / チトクロームP450 / 移植 |
研究概要 |
我々は、ラット小型肝細胞に特異的に発現している膜貫通型蛋白質をコードする3つの遺伝子CD44,BRI3,D6.1Aを特定した。3種の蛋白質に対する抗体を用いて、肝組織における小型肝細胞の局在を検討した。正常ラット肝臓小葉内には3種の抗体に反応する肝細胞は存在しなかったが、ガラクトサミンで劇症肝炎を起こしたラットでは陽性の小型肝細胞が門脈周囲に出現した。また抗体を用いてソーティングした細胞を培養すると小型肝細胞と同様なコロニーを形成し、PCRにより肝細胞マーカー遺伝子を発現していること、他細胞lineageを示す遺伝子は発現していないことを確認した。培養し細胞数を増やしたラット小型肝細胞の同種ラット脾臓・肝臓への移植を試みた。放射線照射と部分肝切除を組み合わせることにより、ドナー細胞のレシピエントへの生着と増殖を認めた。 In vitroで肝組織を作るために、分離した小型肝細胞コロニーをコラーゲンスポンジ上に播種することにより、迅速に類肝組織構造を誘導することに成功した。約2週間で成熟肝細胞と胆管類似構造を持つ類肝組織を形成することができた。正常ヒト肝臓から分離細胞をコラーゲンスポンジ上に播種し、培養するとラットと同様に類肝組織を作ることを見出した。ラット小型肝細胞を多孔性膜上で培養し、コロニーを作らせた後、細胞同土が重なるように2枚の膜を重ねると、細胞同士が接着し、成熟化させることができた。積層させることにより小型肝細胞の成熟化が促進され、細胞間に毛細胆管がよく形成されるようになる。また低重力環境下での3次元回転培養を試みた。小型肝細胞のコロニーをコラゲナーゼで分離した後に残るグリソン鞘や線維成分を多く含む無細胞化した組織片と小型肝細胞コロニーを共培養した場合に大きな組織塊を形成することが分かった。
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