研究課題/領域番号 |
14370472
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
堀井 基行 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (40219209)
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研究分担者 |
久保 俊一 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (20178031)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2003年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2002年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | Frzb / Wnt / 軟骨分化 / アポトーシス / HSP70 / 軟骨細胞 / 変形性関節症 / 関節リウマチ / HSP 70 / 炎症性サイトカイン / 関節軟骨 / アデノウイルスベクター / 遺伝子治療 / 分化制御 / 再生医療 |
研究概要 |
本研究の目的は、Wntの可溶型受容体の一つであるFrzb遺伝子の関節疾患に対する治療効果および同遺伝子に関連した分化・アポトーシスのメカニズムを解明することである。まず、OAにおける軟骨細胞のアポトーシスのメカニズムを明らかにするため、その病態で重要な役割を担うことが知られているheat shock protein70(HSP70)に注目し実験を行った。HSP70遺伝子を軟骨細胞にアデノウイルスを用いて遺伝子導入し、過剰に発現させることでNOおよびstaurosporineで誘導される軟骨細胞のアポトーシスをほぼ完全に抑制できることを明らかにした。また、ウェスタンブロッティングを用いた実験から軟骨細胞のアポトーシス機構の一部が明らかになった。次に、Frzb遺伝子の過剰発現がRA滑膜細胞およびOA軟骨下骨骨芽細胞に及ぼす影響を評価し、治療効果の可能性について検討した。Frzb遺伝子をそれぞれの細胞にリポフェクション法を用いて遺伝子導入し、過剰に発現させた後に炎症性サイトカイン(IL-1β,IL-6,IL-8,TNF-α)の発現の変化をRT-PCR法を用いて検討した。RA滑膜細胞において認める炎症性サイトカインの発現は、Frzb遺伝子の過剰発現によって変化を認めなかった。OA骨芽細胞においては、内在性のFrzb遺伝子の発現を認め、Frzb遺伝子の過剰発現によって炎症性サイトカインの発現は低下を認めた。このことからOA病態における軟骨下骨・関節軟骨での異常分化メカニズムが存在する可能性およびFrzbのOA治療効果の可能性が明らかになった。今後、軟骨細胞アポトーシスの観点からHSP70とFrzbの関係について実験を進め、家兎OAモデルを用いてin vivoでのFrzのOA治療効果を検討していく予定である。)
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