研究課題/領域番号 |
14370486
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
荒井 俊之 京都大学, 医学研究科, 助教授 (80175950)
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研究分担者 |
難波 恒久 京都大学, 医学研究科, 助手 (30283609)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | 単球 / リンパ球 / T細胞 / 酸化ストレス / 6-ホリミルプテリン / 細胞死 / 免疫反応 / NF-κB / サイトカイン産生 / 細胞増殖 / レポーターアッセイ / 過酸化水素 / 9-ホルミルプテリン / フローサイトメトリー |
研究概要 |
虚血再潅流時の酸化ストレスが単球ならびにリンパ球のサイトカイン産生におよばす影響を検討するため、以下の研究を行った。 1.酸化ストレスが単球ならびにリンパ球の細胞死におよぼす影響 外因性の酸化ストレスとして過酸化水素を、内因性の酸化ストレスとして細胞内で過酸化水素を産生する6-ホルミルプテリン(6FP)を用いた。細胞死はフローサイトメトリーにて評価した。結果、単球とリンパ球では外因性と内因性の酸化ストレスに対する抵抗性が異なることが分かった。 2.酸化ストレスが単球のサイトカイン産生におよぼす影響 単球をリポサッカライド(LPS)で刺激した場合、サイトカインが産生される。このサイトカイン産生におよぼす過酸化水素ならびに6FPの影響をみた。結果、単球のサイトカイン産生は内外の酸化ストレスの影響を受けないことが分かった。 3.酸化ストレスがT細胞におけるサイトカイン産生ならびに細胞増殖におよぼす影響 過酸化水素はT細胞では細胞死を誘導するので用いず、6FPを用いた。刺激には、細胞分裂促進剤(mitogen)であるPHAとPMAを合わせて用いた。結果、6FPは濃度依存性にT細胞のサイトカイン産生と細胞増殖を抑制した。 4.酸化ストレスがT細胞におけるNF-κBの活性化におよぼす影響 6FPがT細胞刺激時のNF-κBの核内移行ならびに転写活性におよぼす影響を、結合アッセイならびにレポーターアッセイを用いて検討した。結果、6FPはNF-κBの核内移行には影響をおよぼさなかったが、転写活性を濃度依存性に抑制した。結果、酸化ストレスは、NF-κBの核内移行は阻害しないが、核内移行したNF-κBがDNAに結合するのを阻害することが分かった。 以上の研究により、酸化ストレスは炎症反応より免疫反応により影響をおよぼすことが明らかになった。
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