研究課題/領域番号 |
14370532
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田坂 慶一 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50155058)
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研究分担者 |
坂田 正博 大阪大学, 医学部附属病院, 助教授 (10260639)
大道 正英 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10283764)
田原 正浩 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00294091)
武田 卓 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20301260)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 胞胚 / 絨毛 / 低酸素 / hypoxia-inducible factor / 卵巣癌 / 播種 / Rho / hypoxia-inducible factor 1α / ES細胞 / 卵 / グリーンマウス / マトリゲル |
研究概要 |
グリーンマウスを作成し卵と母体細胞の相互関係を研究すべく本研究を立ち上げた。その過程でトランスジェニックマウスに関しては当大学の他の研究室より供与が可能になった。そこで卵細胞と幹細胞の共培養による立体培養に関する研究を行った。最初系の確立を目指して腫瘍細胞を用いて試行した。さらにマトリゲルを用いた浸潤の評価も併せて行い得る系を確立した。その方法を工夫して立体培養を試みたがマウスの卵の性格上立体的に胎盤を較正する条件がなかなかととのわなかった。その間、卵の培養では発生過程において低分子量G蛋白RhoのインヒビターであるY27632は卵の胚胞形成過程で停止をおこすことが明らかになり、その過程は可逆的であることを明らかにした。またそのメカニズムにはNa+/K+ exchangerが関与していることも明らかになった。一方絨毛細胞の分化において絨毛細胞は通常より低酸素濃度下でGLUT1およびVEGFはアップレギュレートされ、また間にHIF-1α分化誘導が介在していることが明らかとなった。一方、癌細胞の浸潤に関しては、細胞運動、接着、浸潤に関しては低分子量G蛋白Rhoを介した系が活性化され、細胞骨格の変化を介して起こっていることが明らかとなり、アレンドロネートが浸潤抑制作用を有することを細胞レベルとLPAを用いた卵細胞癌腹膜播種モデルをもちいた生体レベルで証明した。このように卵発生過程からの研究は困難であったが、研究テーマを共通する関連の研究は飛躍的に進んだ。グリーンマウス細胞は絨毛細胞も得られるのでそこから研究が可能となってきた。
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