研究課題/領域番号 |
14370564
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
真島 行彦 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40157186)
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研究分担者 |
谷野 富彦 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50217147)
大竹 雄一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30233159)
工藤 純 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80178003)
岩田 岳 東京医療センター, 内感覚器センター(仮称), 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2003年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | ミオシリン / オプチニューリン / 遺伝子変異 / 緑内障 / 遺伝子診断 / 網膜アミンオキシダーゼ / 遺伝子多型 / インベーダー法 / レニン・アンギオテンシン系 / インベーダーアッセイ法 / RAO遺伝子 / プロモーター / 接着分子 |
研究概要 |
日本人の原発開放隅角緑内障(POAG)と正常眼圧緑内障(NTG)患者に対し、緑内障遺伝子OPTN遺伝子とMYOC遺伝子の解析を行った。OPTN変異とMYOC変異の頻度は、0.2%(1/433)と2.9%(5/171)であった。OPTN変異は、日本人緑内障患者において非常にまれであったが、T34T多型が緑内障発症と関連していたことから、日本人においては緑内障発症の危険因子であった。緑内障遺伝子MYOC、OPTN、CYP1B1において、日本人患者で報告された変異を簡単に検出する方法として、Invader法を用いる方法で診断パネルを開発した。緑内障感受性遺伝子の解明に向けてCase-control studyによりSNPsを検討し、幾つかの危険因子が同定された。 OPTN遺伝子とMYOC遺伝子のブタ遺伝子をクローニングし、種々のストレス負荷による反応を解析し機能解析を行い、異なる機序で緑内障発症を来すころが推定された。 AOC2(RAO)遺伝子の発現が角膜内皮に強く確認されたため、遺伝子導入実験を神経節細胞から培養マウス角膜内皮細胞を用いることが可能になった。マウスのプロモーター領域は1527bpsであるが、更にイントロン1を含むもの、5'上流の遺伝子エキソン11および3'領域を含む幾つかのコンストラクトを作成し、発現効率を調べた結果、イントロン1を含むものは抑制された。AOC2はAOC3(VAP1)とホモロジーが65%であり、接着分子としての機能の存在が推定された。N末端とC末端を部分発現させた結果、N末端が細胞膜貫通ドメインとして重要と思われた。
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