研究課題/領域番号 |
14370602
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村上 秀明 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (00263301)
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研究分担者 |
柿本 直也 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50324794)
中谷 温紀 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50362679)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | 顎関節 / MRI / 超高磁場 / 顎関節症 / コイル / 超高磁場MRI / 画像診断 |
研究概要 |
高感度で高精細な画像が取得可能な3テスラ超高磁場MRスキャナ用の顎関節専用送受信コイルを開発・試作することを本研究の第一目的とし、これをまずボランティアに使用し、従来の1.5テスラMRスキャナによる画像との比較検討を行い、次にこれを患者に臨床応用し、より詳細な顎関節部の診断することを目的とした。 顎関節用の市販のMRI用サーフェスコイルは、左右同時に撮像可能でセッティングが容易なように作成されている。これらMRI用サーフェスコイルは、低磁場から1.5テスラ程度の高磁場のMRスキャナに対応しているが、3テスラ以上の超高磁場には対応していない。具体的にはコイル内部にインバータ回路やコンデンサなどを装着する必要があった。これらの点を踏まえ、専用コイルのプロトタイプを作成した。これを、まずボランティアに適用した。 高感度で高精細な画像を得るためにコイルの直径を小さくする必要があるが、このトレードオフとしてコイルからの距離による信号強度の差が大きくなる。この信号強度の減衰を数値化し、この減衰に応じて表示される画像の信号強度を変化させなければ連続断面の画像を比較することすら困難であった。そこで、撮像データから画像へフィードバックするようなアルゴリズムのプログラミングを作成した。その後、再び撮像を行い、プログラムの有用性も検討した。 ボランティアの撮像では、従来の1.5TのMRスキャナと比較し、同じシーケンスにての撮像であっても、異なるコントラストが得られた。従って、3テスラ超高磁場MRスキャナ用のシーケンスを構築する必要があり、種々のシーケンスを試みたところ、従来の画像とほぼ同じコントラストを得る条件を知ることができた。
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