研究課題/領域番号 |
14370614
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
池田 英治 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (20222896)
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研究分担者 |
須田 英明 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00114760)
砂川 光宏 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教授 (30179288)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | odontoblast / gap junction / dye coupling / electrical coupling / tooth pulp / dentinal tubules / dentinal fluid flow / tooth pain / 象牙芽細胞 / Gap junction / イオンチャンネル / 象牙細管 / transjunctional conductance / 生体防御 / 象牙細管内容液の流れ / 象牙質細胞 / gap-junction / 歯髄 / 細芽細管 / patch-clamp法 / dual patch / dye-coupling |
研究概要 |
本研究において我々は、象牙芽細胞の機能を電気生理学的に解析するとともに、象牙芽細胞間および象牙芽細胞と下層細胞間の神経系を介さない直接的な細胞間情報伝達機能に関する新しい所見を得た。さらに、象牙芽細胞と密接な関係にある象牙細管を刺激進入経路としてとらえ、象牙細管内容液の進入防御能に関する知見を加え、歯髄脈管および歯髄痛にも目を向けた。 すなわち、1.低分子色素を用いたdye couplingの精査、2.ネコ象牙芽細胞に電位依存性の電流がないことの証明、3.健全象牙質・う蝕影響象牙質における象牙細管内容液の外向き流のLPS歯髄侵入抑制能、4.象牙芽細胞機能複合体の証拠、5.象牙芽細胞間electrical conductanceへの加齢の影響、5.加齢に伴う象牙芽細胞間electrical conductanceの影響、6.細胞外pHの変化に伴う象牙芽細胞間electrical conductanceの影響、7.細胞膜の機械的変形に伴う象牙芽細胞間electrical conductanceの影響、8.ネコ象牙芽細胞へのwhole-cell voltage-clamp法の応用、9.ヒト象牙芽細胞間および象牙芽細胞と下層細胞間のgap junction、10.歯髄側へのかあつによる50%リドカインの歯髄内送達法、11.健全象牙質とう蝕影響象牙質浸透性へのiontophoresisの効果、12.象牙芽細胞を含む歯髄最外層成分の象牙質浸透性への影響、13.静水圧とイオン導入法を応用した象牙細管経由の新しいDrug delivery system、14.年齢の相違によるヒト歯髄感覚と歯髄神経活動性の関連、15.冷刺激で誘発される神経原性疼痛、16.歯髄微小循環系について明らかにした。
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