研究課題/領域番号 |
14370621
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
勝海 一郎 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (50120639)
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研究分担者 |
前田 宗宏 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (10219280)
小倉 陽子 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (20366769)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 歯科用切削器具 / 根管拡大形成 / 切削トルク / ラウンドバー / ピーソーリーマー / エンジンリーマー / エンジン用RTファイル / ニッケルチタン製器具 / 根管拡大 / ゲーツグリデンドリル |
研究概要 |
連続回転や反復回転などの各種試験モードで、切削、記録、分析が可能な根管切削トルク測定装置を、考案、製作した。この装置を用い、レジン製規格化根管模型や抜去歯などに対して、歯内療法時に使用する歯質切削用のバーのほかに、ピーソーリーマーなどの根管口拡大器具、さらにはエンジンリーマーやエンジン用RTファイル、ニッケルチタン製の各種根管拡大形成器具による切削試験を行った。結果の概要は以下の通りである。 1.ラウンドバーの切削トルクは、バーの大きさと切削回数による影響を受け、トルクの増大は器具の損耗による切れ味の低下に起因することが明らかとなった。また加熱による滅菌操作は、切れ味の低下に影響を及ぼした。 2.ピーソーリーマーなどの根管口拡大器具の切削トルクは、器具の回転数と押し込み速度が切削に大きく関与するほか、器具の先端形態や刃部の断面形態が切削に影響を及ぼした。 3.エンジンリーマーによる根管の切削は、器具の回転数により有意に影響されるが、根管口部の拡大は根管先端方向での切削の様相に影響を及ぼさなかった。 4.エンジン用RTファイルによる根管の切削は、器具の径やテーパー、根管形態などによって切削の様相は様々であったが、根管は効率的に切削された。ニッケルチタン製の各種器具の切削の様相は、エンジン用RTファイルと同様の傾向を示したが、切削が非効率なものが多かった。なお切削は、器具の先端形態や刃部の断面形態に強く影響された。
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