研究課題/領域番号 |
14370731
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
竹内 洋文 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教授 (50171616)
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研究分担者 |
川島 嘉明 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30082978)
山本 浩充 岐阜薬科大学, 薬学部, 助手 (30275094)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
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キーワード | 微粒子 / リポソーム / 粘膜付着 / Caco2細胞 / キトサン / カルシトニン / 薬物膜透過 / 経口免疫 / 表面修飾 / 微粒子製剤 / メソポーラス |
研究概要 |
1.微粒子の生体親和性の評価 生体分子結合活性測定装置(BIACORE【○!R】)を用いて脂質膜表面と仔牛血清成分との相互作用を評価したところ、未修飾脂質膜では確認された血清成分の吸着が、PVA-R修飾することにより抑制された。また、PVA-R修飾リポソームの取り込みをJ774細胞を用いて共焦点レーザー走査顕微鏡で評価したところ、未修飾リポソームと比較して、PVA-R修飾リポソームは取り込みが抑制されることが確認された。(第20回日本DDS学会(2004/7)等にて公表) 2.部分疎水化キトサンの調製とリポソーム表面修飾剤としての評価 キトサンにドデシル基を導入して(DCS)、リポソームの表面修飾を行い、粘膜付着性、ペプチド性薬物の吸収特性の評価を行った。その結果、DCSはCSと異なり、電荷を有さないリポソームの表面修飾が可能であること、CSの場合と同様な粘膜付着,浸入特性を示すことが明らかとなった。また、カルシトニンを封入してラットに経口投与後の薬理効果で吸収性を判定したところ、CS修飾の場合と同様な吸収性向上効果は見られたが、そのプロファイルは初期に大きな効果が見られ持続性はやや劣る結果が得られ、リポソームからの薬物放出に相違があるものと推定された。(日本薬学会第125年会(2005/3)等にて公表) 3.薬物膜透過に及ぼす微粒子キャリアーの効果とその安全性評価 Caco-2細胞を培養し、薬物および薬物封入微粒子の透過性を評価した。その結果、キトサンコーティングリポソームを用いることにより有意に薬物透過性が向上することを明らかにした。また、キトサンのタイトジャンクション開口作用があること、細胞毒性は低いことを確認した。(日本薬剤学会第20年会、日本薬学会第125年会(2005/3)(2005/3)にて公表)
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