研究課題/領域番号 |
14370767
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
佐藤 政男 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (20045743)
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研究分担者 |
角田 鉄人 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (00172049)
近藤 昌夫 昭和薬科大学, 薬学部, 講師 (50309697)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | ミトコンドリア / メタロチオネイン / ジニトロフェノール / 活性酸素 / 肥満 / レプチン / 白色脂肪組織 / 2,4-ジニトロフェノール / 呼吸阻害剤 / スーパーオキシドジスムターゼ / 線維芽細胞 |
研究概要 |
近年メタボリックシンドロームが増大している。これらは遺伝的素因に環境からのストレスが加わった多因子病であり、その関与要因を明らかにし防止の方策を探る事が必要である.生活習慣病の発症、進展には細胞内産生活性酸素の関与が示唆される。細胞内ミトコンドリアにおける呼吸により活性酸素が産生され、加齢や寿命などの生命の基本、更に退行性疾患に関連するがその詳細は明らかではない。 本研究でストレスによっておこる障害を防止するために、精神的ストレスによる影響、ミトコンドリアストレスに対する生体の応答反応とその防御的性質を解析し、ストレスに対する障害発現抑制物質を探る事を目的とした。 1.ミトコンドリア呼吸阻害剤により活性酸素が産生され、低分子量・システイン多量含有たんぱく質メタロチオネイン(MT)を誘導し、MTは活性酸素障害を防御する可能性をを明らかにした. 2.ミトコンドリア呼吸は細胞エネルギーを産生するとともに細胞死アポトーシスを制御する。ミトコンドリア呼吸阻害剤antimycin Aにより活性酸素が産生され、二相的に細胞死をおこす事、さらに、活性酸素による細胞死が他の物質による細胞死と同一であるかどうか、ここでは重金属を用いて検討した。 3.肥満はメタボリヅクシンドロームの基礎となり糖尿病、虚血性疾患などを誘発する。肥満防止が加齢性疾患防止に重要である。高脂肪食摂取したメタロチオネイン欠損マウスが肥満を呈し、メタロチオネインが肥満抑制作用を示す事、その要因としてレプチンである可能性を示した。 4.拘束などの精神的ストレス負荷が糖尿病発症因子に与える影響を検討した。肥満時に脂肪細胞から分泌され、インスリン耐性、糖尿病へと誘導するアジポサイトカインが、精神的ストレス単独負荷により分泌される事を明らかにした。
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