研究課題/領域番号 |
14370804
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
新小田 春美 九州大学, 医学部・保健学科, 助教授 (70187558)
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研究分担者 |
松本 一弥 広島文教女子大学, 人間学部・心理学科, 教授 (80086602)
樗木 晶子 九州大学, 医学部・保健学科, 教授 (60216497)
三島 みどり 島根県立看護短期大学, 教授 (20280125)
浅見 恵梨子 奈良県立医科大学, 医学部・看護学科, 講師 (80369751)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 睡眠・覚醒リズム / サーカデイアンリズム / Actigraph / 睡眠日誌 / 母子ペアー / 乳児の睡眠リズム / 睡眠・覚醒サイクル / circadianパターン / 母子同期 / 睡眠習慣 |
研究概要 |
目的: 本研究の目的は、出生後の乳児における睡眠・覚醒リズムの発達過程を明らかにするとともに、授乳間隔や授乳時間が乳児の睡眠・覚醒リズムの発達に及ぼす影響について検討した。これらの結果から、時間生物学的視点にたった育児支援の指導内容のあり方について検討した。 方法: 正常満期産で経膣分娩した乳児12名(平均出生時体重3028±197g)とそれらの乳児の母親、すなわち初産7名(28.1±3.13歳)、経産婦5名(29.4±3.21才)を対象とした。授乳方法は9名が母乳、3名が混合乳であった。母親達には、母親自身と彼女らの乳児の睡眠日誌を分娩直後から産後15週まで連続して記録することをお願いした。また、1名の初産婦ペアーについてはアクチグラフを非利き腕に装着し、分娩直後から15週間にわたって連続して記録した。 結果: 昼間期には、ほぼ一定の時間間隔で授乳が行われていたが、夜間期の授乳に関しては、母親の授乳の仕方などの要因や、乳児以外の兄弟姉妹がいるかどうかの要因によって影響した。したがって、これらの要因によって、母子ペアーの睡眠・覚醒リズムにも影響を及ぼすことが示唆された。 以上の結果より乳児の睡眠・覚醒リズムは、授乳スケジュールに影響され、サーカデイアンリズムの重要な形成因子であることが示唆された。これらの結果を地域の育児支援クラスに生かした活動に取り組み始めた。
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