• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

看護動作におけるバイオメカニクスの研究-身体負荷における生体情報の分析-

研究課題

研究課題/領域番号 14370809
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

木村 忠直 (2003-2004)  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (70102374)

西垣 克 (2002)  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40101109)

研究分担者 西垣 克  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (40101109)
志賀 由美  静岡県立大学, 看護学部, 講師 (30295555)
濱井 妙子  静岡県立大学, 看護学部, 助手 (50295565)
白石 葉子  静岡県立大学, 看護学部, 助手 (10305500)
木村 忠直  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (70102374)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2002年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード脊柱起立筋 / 筋線維構成 / 重心 / 3次元画像解析 / 荷重負荷 / EMG(筋電図) / 移乗介助 / 看護師の身体負荷 / 3次元動作解析 / 荷重 / 筋活動 / 移乗介助動作 / 負荷 / 看護動作 / 腰部負荷 / 筋電位活動 / 労働負荷 / 生体情報 / ボディメカニクス
研究概要

本研究は、看護動作における身体負荷を解明する目的として、腰背部の解剖学的研究(基礎研究)と看護動作のバイオメカニクス研究(応用研究)を実施した。
腰背部の解剖学的研究では、骨格標本を用いた腰椎の形態計測、献体を用いた椎間板の形態計測を行った。さらに、献体から得られた試料をもとに、組織化学的方法を用いて、第3腰椎部の脊柱起立筋の筋断面積、筋線維数、筋線維型の頻度・太さを定量的に分析し、緊張性収縮を示す赤筋線維の割合が高い特性を明らかにした。
看護動作のバイオメカニクス研究では、3次元画像解析の計測誤差を明らかにした後に、健康な女性を対象に移乗介助動作を実施させ3次元画像解析を行った。動作中における看護者の生体情報として、身体合成重心、荷重負荷、腰背部の筋活動、心拍数、酸素消費量を計測し、力学的・生理学的視点から分析を行った。その結果、まず、動作中の看護者の重心の総移動距離は637.0cm、最高速度は96.90cm/secであることを明らかにした。次に、移乗介助時の看護者の動作は、重心位置と速度、作業の拘束性、作業姿勢の関係から5タイプに分類され、生体に与える影響は異なることが示唆された。次に、動作中に看護者にかかる荷重負荷は、最大約5〜18Kgの荷重であることを明らかにした。これらの荷重負荷の最大値は、看護者の体重に対して24%を越えているものがあり、厚生労働省が推奨する基準を超えるものであった。最後に、看護者の脊柱起立筋にかかる負荷を、筋電図を用いて検討した結果、患者を重力と反対の方向に引き上げる動作が最も腰部に負荷を与える可能性が示された。さらに、移乗介助は、脊柱の筋肉が左右不均等な活動になりやすい動作であることが示され、腰部に障害を発生させないような予防対策の必要性が考えられた。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi