研究課題/領域番号 |
14370823
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
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研究分担者 |
平林 優子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50228813)
小野 智美 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (70304110)
眞鍋 裕紀子 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (90407627)
川口 千鶴 自治医科大学, 看護学部, 教授 (30119375)
鈴木 千衣 福島県立医科大学, 看護学部, 助教授 (00245945)
横山 由美 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (30263700)
田村 佳士枝 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (60236750)
鈴木 里利 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (40310411)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 小児看護 / 子どもと家族 / 地域性を考慮した在宅ケア / 医療・福祉・教育の連携 / 慢性疾患 / 障害 / 看護職による組織的プログラム / 在宅ケア / 組織的プログラム / 地域性 / 子ども / 家族 / ケアプログラム / 地区診断 / ニードアセスメント / アンケート調査 |
研究概要 |
本研究は、慢性疾患や障害をもつ子どもの在宅ケアの質の確保をするために、保健、医療、福祉、教育の連携を基盤とした組織的プログラムを地域性を考慮して開発するとともに、このプログラムの運用と小児看護の役割を検討することを目的に4年間で行った。 地域を栃木、福島、東京の3地域にし、地区調査と質問紙調査により慢性疾患や障害をもつ子どもとその家族の在宅ケアの課題を明らかにした。また地域の看護職(保健師・訪問看護ステーション看護師・病院看護師・養護教諭など)によるフォーカスグループを結成し、在宅ケアを促進するための看護職の連携方法や課題について検討した。その結果、栃木県南一地区では、慢性疾患や障害をもつ子どもや家族たちへ社会資源の情報を提供するためのパンフレットを、福島県北一地区は、地域における看護職の役割に焦点をあてながら社会資源を紹介するブックレットをそれぞれ作成した。2地域の病院や訪問看護ステーション、学校などへ配布し普及に努めた・また毎年フォーカスグループによる話し合いを行い、講演会やシンポジウムを企画・開催することにより、在宅ケアのための保健、医療、福祉、教育の相互理解を深める機会となった・今後は事例検討会や勉強会を開催しながら更なる連携を図っていく予定である。東京T地区では、在住する慢性疾患や障害をもつ子どもと家族、保育園、学校の方々に呼びかけを行い、看護職との集いを合計9回開催した。テーマはT地区における乳幼児の健康問題の調査結果や学校等で行われている健康調査をもとに設定し、毎回専門家による講義と話し合いの時間を設けた。この会を通し、家族が直面している問題、保育士や養護教諭が現場で困っている問題などを出し合い、解決の糸口を見出す機会となった。継続して参加することにより参加者の満足度も高く、今後も継続していくことになっている。 本研究では、保健、医療、福祉、教育の連携のために看護職による組織的プログラムを開発することを・当該地域にある大学の小児看護学研究室の教員が中心となって行ってきた。その結果、それぞれの地域特性を考慮しながらその基盤作りを行うことができた。今後は教員から家族や現場の看護職が中心となった連携体制を構築していくことが必要である。
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