研究分担者 |
平田 耕造 神戸女子大学, 家政学部, 教授 (70110624)
山崎 和彦 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (00145161)
諸岡 晴美 富山大学, 教育学部, 教授 (40200464)
岡田 宣子 東京家政大学, 家政学部, 教授 (70160679)
栃原 裕 九州大学, 芸術工学部, 教授 (50095907)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2002年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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研究概要 |
高齢者が安全で快適な環境で健康を維持し,自立した生活を送るための生活支援システム提案を目的として,全国を対象とした着衣調査研究を実施した。 着衣調査は、寒冷地から亜熱帯まで南北に異なる温熱環境にある全国を対象として高齢者の心理・生理・身体形状・運動特性,更衣能力,着衣選択の重視点や問題点,着衣の種類などについて調査した.調査は,夏季(7〜8月)および冬季(12〜2月)に実施し,高齢者及び若年者の総計4510名について実施した.調査結果は,若年者との比較から各地区高齢者の着衣の特徴を,基本項目について,更衣の難易性の年齢別検討,外出着・街着に対する選択基準の高齢者と若年者の違い,外出着・街着の購入における高齢者と若年者の違い,地域・季節による着衣動向-男子の場合-,地域・季節による着衣動向-女子の場合-から検討した.高齢者の着衣調査から得られた問題点を解決し,高齢者に望ましいユニバーサル・ファッション提案のために個々の分野での専門知識・研究手法を用いても研究を行った. 個人研究には、寒冷環境における衣服着用と高齢者の体温調節,女性高齢者における靴下着脱による体温調節と温冷感への影響等があり,亜寒気候帯,温暖気候帯,亜熱気候帯と異なる地域からなるわが国のユニバーサル・ファッションの指針となり,高齢者・要介護者はもとより,家族,病院・デイケアー施設・各種教育機関等へ有益な示唆を与える成果を得ることができた.
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