研究分担者 |
小石 寛文 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70030591)
田結庄 良昭 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90030585)
武田 義明 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90155028)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70176387)
伊東 昌子 常磐大学, 人間科学部, 助教授 (10364481)
武井 義明 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40188149)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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研究概要 |
本研究では,モバイルメディア(携帯電話)を活用したシステムを開発し,それを活用した自然体験型フィールドワークプログラム試案とその実践事例を提案した.本システムでは,野外のような分散環境において,携帯電話の画像添付メールをWeb上で簡易に共有することによって,画像とテキストの2つの表現モードにおける情報の共有を実現した.また,Web上での簡易な編集機能も実装した.これによって,フィールドワークをしている学習者の知識理解の深化や,相互コミュニケーションを促進することが目指された. 本研究では,本システムを小学校の授業に導入し,そこでのフィールドワークプログラム試案を検討するとともに,継続的な実証実験を実施した.2002年度からの3年間において,生活科と理科及び校外学習などで11のプログラムを開発している.それらは,(1)1年生生活科「冬見つけ」,(2)2年生生活科「四季」,(3)5年生理科「流れる川の働き」,(4)4年生校外学習「但馬」,(5)1年生「今日の大発見」,(6)1年生生活科「学校探検」,(7)5年生校外学習「淡路島」,(8)1年生生活科「家の仕事」,(9)2年生「今日の大発見」,(10)2年生生活科「野菜の栽培」,(11)2年生「関連するものをさがそう」であった. 継続的な実証実験において本システムを評価した結果,本システムは,単に写真情報を簡単に収集できるだけでなく,学習者相互のアイデアの交流や情報の共有に対して有効性を認めることができた.同時に,フィールドワークプログラムの有効性も認められた.
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