研究課題/領域番号 |
14380067
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西堀 ゆり 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 教授 (70109403)
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研究分担者 |
岡部 成玄 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 教授 (70169134)
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 助手 (10240128)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | チャット / ディベート / 異文化コミュニケーション / 英語教授法 / Chat'n'Debate / 協調学習 / 遠隔教育 / ギガビット・ネットワーク / 連携教育 / コラボード / 国際理解教育 / 総合的な学習 / chat'n'Debate |
研究概要 |
本研究はマルチメディアや情報通信技術を活用した効果的な教育システムや形態を研究開発する事を目的として行われた。特に、新しい情報発信能力を開発する事によって、情報活用能力やメディアリテラシーの基礎能力を育てる外国語コミュニケーション能力養成を重点目標とし、外国語教育の改善を目的とした。この目的を達成する為、コンピュータと情報ネットワークを利用した『国境のない教室』という遠隔協調学習の場を作成した。ここでは、VNC(バーチャル・ネットワーク・コンピューティング)、DVTS及びRuff-DV(デジタルビデオ会議システム)等を利用し、本研究で作成したChat'n'Debate(チャットによるディベート訓練のシステム)、Collaboard(協調学習型掲示板)及びCulture Box(異文化アンケートの結果表示と意見交換システム)を組み込んでいる。 このシステムは学生の相互作用を支援しているが、それはディスカッションやディベートの訓練、ペア・ワークの相互指導、協調的なグループ・ワーク等の学習活動を促進するものである。これらを利用した異文化コミュニケーションの実験授業は2002から2004年度に国際高速回線ギガビットネットワークを用いて日米間で行われた。実験結果の分析によれば、このシステムを用いた実験授業で学んだ学生達は単に異文化コミュニケーションの技能を習得するだけではなく、将来の教育やキャリアの選択に広いグローバルな視野を持って、積極的になるという傾向が明らかになった。教育界は、今後の情報ネットワークのブロードバンド化によって、急速な教育のグローバル化に直面する事が必至であり、本研究の持つ教育的意義は極めて大きい。
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