研究課題/領域番号 |
14380082
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 助教授 (00184143)
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研究分担者 |
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (20000086)
秋田 喜代美 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (00242107)
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
酒井 朗 お茶の水女子大学, 子ども発達教育支援研究センター, 教授 (90211929)
淵上 克義 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (20202294)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2002年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | メンタリング / アクション・リサーチ / リフレクション / 現職研修 / 教師の職能発達 / カリキュラム開発 / 教育実習 / 教師研究 / アクションリサーチ / 教育評価 / 目標分析 / 授業アセスメント / 実践研究 / ポートフォリオ |
研究概要 |
授業設計段階における目標分析過程におけるメンターの役割を探った。目標分析においては、教師の経験知をゆさぶるような問いを投げかけることが教師自身の成長を促すことが示された。また、幼稚園教育実習におけるメンタリングのプロセス及び実習生の教師としてのアイデンティティ、教師としての自己認知に関しての保育観や子ども観などの変容を分析した。また、教師の力量形成の観点から指導教師及び実習生間の情報交流を促進することをねらいとして導入したメーリングリストの有効性について検討した。教育実習にいては、指導教師と実習生との徒弟的関係が教師の力量形成に関してモデルとしての教師としての意義はあるが、それが障害となり実習での学びを狭くしていることが示唆された。中学校教育実習において大学研究者と経験教師とがメンターとして教育実習にかかわり、ビデオによるリフレクションを行なう中で教育実習におけるメンターの役割を明らかにした。 さらに、わが国におけるアクション・リサーチやメンタリングの障害として指摘される教師の自己開示に関して、教師の自己開示が生徒にどのような影響を与えるかという調査研究を行なった。また、メンター制を新任教師の研修に位置づけているイギリスにおけるメンタリングとその改善に関して、わが国における校内研究がもつ利点に関して、3年間にわたりイギリス研究者と研究交流をもち、その成果の一部はイギリス教育学会において発表を行なった。 メンタリングにおける基本的な研究方法としてのアクションリサーチに関しては、研究プロセスにおいて重要なポイントである授業実践の問題の確定に関して、オン・ゴーイング認知法を用いて教授経験の差による授業認知のあり方を実証的に明らかにした。また、教育研究におけるアクションリサーチに関して歴史的に、また現在の動向についてのまとめを行なった。以上の研究成果を報告書としてまとめた。
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