研究分担者 |
山口 和範 立教大学, 社会学部, 教授 (60230348)
竹内 光悦 立教大学, 社会学部, 助手 (60339596)
桜井 尚子 東京情報大学, 環境情報学科, 講師 (50196127)
末永 勝征 鹿児島純心短期大学, 生活学科, 講師 (40343735)
宿久 洋 鹿児島大学, 理学部, 助教授 (50244223)
新村 秀一 成蹊大学, 経済学部, 教授 (80286898)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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研究概要 |
大学等の教育機関では,ネットワーク等情報環境の整備が進み,インターネットを始めとしたITを有効活用する授業コンテンツの作成や授業形態の研究が要請されている。本研究では,社会科学・自然科学の諸領域における実証・調査研究の基礎となる統計知識の教育・普及のため,マルチメディアタイプの教育資源と学習ツールの体系的な開発を目的とし,研究を遂行した。具体的には,主に以下の項目の研究開発を行った。 1.インターネット上の新技術との融合による新規教育資源の形態の研究 2.統計分析の概念を理解するための動画やJava-appletによるインタラクティブな動的グラフ・シミュレーションなどのマルチメディア資料とそのデータベース化 3.音声・テキストの双方による基本解説を加えたスライドの作成と分析演習用データベース 4.統計科学の知識および用語の解説を得るための電子図書システムの構築 5.統計科学に関わる用語専用のシソーラスとその下での検索エンジンの開発 6.統計分析用プログラムライブラリと教育用インターフェイスの作成 7.インターネット配信コースとしての教育方法の研究と評価のための電子シラバスシステムの作成 本研究で最終的に開発されたWeb上の教育ソフトウェア(マルチメディア統計百科事典)は,統計的データ分析の一連の過程を理解する上で必要な演習用データ,オンラインテキスト,オンライン辞書,参考図書の電子化,分析事例データベース,分析プログラム(実行形式)などを統合化した成果である。 現在までに国内で類似の趣旨の系統的な試みは見当らない点で独創的な成果といえる。
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