研究課題/領域番号 |
14380144
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 克郎 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (20168438)
|
研究分担者 |
楠本 真二 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (30234438)
松下 誠 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (60304028)
山本 哲男 立命館大学, 情報理工学部, 講師
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
|
キーワード | ソフトウェア / 部品 / 検索システム / Java / インターネット / ライブラリ / 再利用 / JAVA / カテゴリ検索 / 自動分類 / 潜在的意味解析手法LSA / 識別子 / 類似度 / クラスタ / プログラム部品 / プログラムメトリクス / 検索 |
研究概要 |
本研究では、ソースプログラムを対象とした収集・分類・検索システムの構築を目指した。まず、世界中で開発され、公開されているソフトウェアのソースコードやそれらに関するドキュメント等のソフトウェアプロダクトの自動収集を行う。次に、収集したプロダクトを解析モデルに従って解析、分類し、ソフトウェアプロダクトアーカイブを構築する。ユーザはネットワークを通じてこのアーカイブに対し、システムの仕様や機能、ライブラリ名、プログラムパターンなど種々の問合せを与えることにより、類似のシステムやライブラリ、プログラムのパターンなどの関連するソフトウェアプロダクトの情報を容易に入手することが期待できる。 対象ソフトウェアプロダクトをJavaに限定し、Java部品検索システムSPARS-Jを実装した。SPARS-Jは、インターネット上からJavaの部品(クラスファイル)を収集し、部品間の利用関係を解析することにより部品の順位付けを行い、ユーザから入力されたキーワードに一致する部品を順位に基づいて出力するシステムである。 インターネット上から収集した約16万個のJavaクラスをSPARS-Jシステムを用いて解析し、検索実験を行った。その結果、ユーザが期待するJava部品の情報が効率良く検索できることが確認できた。既に、我々の研究成果を知った幾つかのソフトウェア組織から、ソフトウェア部品の再利用性の評価、あるいは、再利用部品検索システムとして実際の開発現場で利用したいという問い合わせも来ている。実際の開発現場への適用を通じて、SPARS-Jシステムの改良、応用を今後とも続けていく予定である。
|