研究課題/領域番号 |
14380161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
杉本 晃宏 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助教授 (30314256)
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研究分担者 |
松山 隆司 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (10109035)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
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キーワード | 装着型視覚センサ / 3次元形状復元 / 表面反射特性 / 位置合わせ / 運動推定 / コンピュータビジョン / ウェラブルビジョン / 装着型視角センサ / 視線情報 / ウェアラブルビジョン |
研究概要 |
本研究では、ユーザが手にし、それを持ち変えて観測している物体を装着型視覚センサでとらえ、その物体の3次元形状、及び、表面情報を復元する手法の確立を目指している。本研究によって得られた成果は、以下のようにまとめられる。 1.装着型能動視覚センサを用いた視線検出: 視線測定装置とコンピュータ制御可能な2台の首振りカメラで構成される装着型能動視覚センサを構築した。そして、視線測定装置と2台の首振りカメラを強調させることによって、周囲の奥行きが場所毎に大きく変わる環境でも、正確にその視線情報を検出する手法を考案した。 2.3次元把持物体の形状復元: 把持物体の全形状を復元するためには、物体を手で持ち変える前後で復元された部分形状を張り合わせる必要がある。本研究では、復元された部分形状を距離画像として捉え、物体表面の局所構造を保持する距離画像の張り合わせ手法を考案した。 3.3次元把持物体の表面情報の復元: 対象物を手で持ち変える前後で得られた画像群の明度情報を解析して、環境中での証明の強度と物体表面の反射特性との両方を推定する手法を開発した。本手法は、複雑な分布をもつ一般照明下において反射率を正確に推定することが可能であるという点において従来手法にはない特長を備えている。 4.装着型能動視覚センサを用いた運動推定: 2台の能動カメラそれぞれを注視点制御することにより、3次元空間中を自由に移動する人物の運動を逐次的に推定する手法を考案した。本手法は、装着した2台のカメラの基線長に依存せずに、長い運動に対しても、高精度な推定を安定に実現する手法となっている。
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