研究分担者 |
谷口 秀夫 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (70253507)
日下部 茂 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (70234416)
有田 大作 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助手 (70304756)
鶴田 直之 福岡大学, 工学部, 助教授 (60227478)
堤 富士雄 電子中央研究所, 情報研究所, 所員(研究職) (70371664)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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研究概要 |
ユーザが「任意の視点」でリアルタイムに情報を獲得できるようにするためには,対象世界に関する詳細な観測が不可欠であり,実世界に分散された多種多数のセンサーによって実世界をできるだけ精密に観測し,獲得された情報をユーザの視点に基づいてリアルタイムに加工,提供することが必要不可欠である.本研究は,多数の計算機が高速なネットワークで接続された環境での,実時間多メディア処理システムの構成法について研究を行い,以下のような成果を得た. 1.多数カメラからの情報統合方式 多くのカメラから獲得した情報を並列分散計算機システム(PCクラスタ)で実時間統合するための方式を明らかにした.また,処理時間が時々刻々変化するために起こる,システムでの遅延をほぼ一定に保ち,出力品質の低下を押さえるための,可変解像度3次元形状処理方式を開発した. 2.実時間実行制御方式 データ解析の信頼度と必要な資源の間にはトレードオフが存在し,実際のアプリケーションでは,用途や状況に応じてそのトレードオフを動的に解決する必要がある.本研究では,要求されるデータ解析の信頼性に基づき,予測や複数の異なる精度のアルゴリズムを動的に使い分けることにより,このトレードオフを動的に制御する方式を開発した. 3.応用システムの開発による評価 分散・並列計算機上の多視点カメラによる実時間3次元身体姿勢計測システム,自由視点映像生成システムを開発し,上記の情報統合方式,実行制御方式の有効性を示した.
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