研究課題/領域番号 |
14380180
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
村田 健史 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (20274342)
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研究分担者 |
池田 尚志 岐阜大学, 工学部, 教授 (10232183)
立入 哉 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (90294777)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
16,800千円 (直接経費: 16,800千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2002年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 点字 / 手話 / ネットワークプリンタ / 無線ネットワーク / 動画像通信 / 障害者支援 / 自閉症 / 文字支援 / PDA / 視覚障害者 / 聴覚障害者 |
研究概要 |
手話動画像通信システムについては、動画像転送の基礎実験を行い、QCIFで5ftp程度でも、かなりの確率で手話緒読み取ることができることが分かった。この結果を元に、愛媛大学内においてXVDエンコーディングを用いたストリーミングサーバによる実験を行った。640kpbs程度のビットレート(解像度は640x480程度)でも、30fpsでのコンポジット程度のストリーミング配信を実現できた。一般のテレビ以上の解像度が達成できたため、IP網による手話動画像転送の可能性が明らかになった。さらに、このシステムを、遠隔パソコン要約筆記にも応用した。遠隔地(本実験ではキャンパス内の別室)のパソコン要約筆記者が、ストリーミングサーバから配信される教室の映像・音声を受けて要約筆記を行った。これについても、習熟したパソコン要約筆記者であれば、10秒程度の遅延で要約筆記を実現することができた。 遠隔点字印刷については、遠隔地から愛媛大学の点字プリンタに遠隔点字出力を行うためのWebサーバを立ち上げ、実証実験を行った。サービスは、点訳ボランティアサークルによる支援も可能な質の高いサービスが提供可能なシステムである。また、ワードプロセッサ等の電子文書を点字レイアウトに変換するためのHTMLフィルタを開発した。その結果、簡単な文書の場合には、高い精度での変換が可能であることがわかった。さらに、複雑な電子文書にも対応するため、点字用XML言語であるBrailleMLを開発し、BrailleMLの一部を点訳用テキスト文書に変換するためのフィルタを試作した。 自閉症児用生活支援ツールについては、絵カードとタイマー機能を有するバージョン1を開発し、Webで公開した。バージョン1では、オリジナルのシンボルが作成できるシンボル管理アプリケーションも作成した。システムは、PDA/PC/携帯電話で、同じUIで動作する。これをWebで公開したところ、1年間で600件以上のダウンロードがあった。
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