配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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研究概要 |
1.高周波プラズマ生成に関するさまざまな現象を解析するため,プラズマと電磁界の時間発展を記述する複数の物理モデルをモジュールとする有限要素法を用いた統合コードPAFを新たに開発した. 2.波動伝播解析と拡散型輸送解析を行う2次元計算コードPAF/WF+TFを整備した.波動伝播解析においてはポテンシャルを用いてマクスウェル方程式を解き,輸送解析においては電子とイオンの密度,温度および静電ポテンシャルに対する拡散型発展方程式を陰解法で解く.ウェーブフロント法による行列方程式解法をMPIライブラリを用いて並列化し,高速化を実現した. 3.波動伝播解析モジュールPAF/WFを3次元配位に拡張するとともに,辺上の電界を変数とする解析手法を導入し,計算精度を改善した.そして,各種導波管,らせんアンテナ,同軸アンテナ等による励起の3次元解析を行い,これまでの2次元解析と比較した. 4.三角形要素を用いた2次元粒子シミュレーションコードTASK/PFを新たに開発した.さらに弾性衝突,電離,励起,荷電交換等の粒子間衝突の効果を取り入れ,高周波電界によるプラズマ生成の静電シミュレーションを行った. 5.ハミルトニアンを用いてジャイロ粒子運動論モデルを定式化し,温度分布をもつプラズマに適用できるように拡張した.そして,このモデルを用いたイロ粒子シミュレーションコードを新たに開発し,磁化プラズマ中のシースの解析を行った. 6.本研究の設備備品費によって,Intel Xeon 2.2GHzのCPU32台からなる計算機クラスターを製作し,ギガビットイーサネットを用いた高速ネットワークによって並列分散処理を実現する計算機環境を整備し,その高速性を確認した.
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