配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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研究概要 |
地球環境への負荷の少ない自然エネルギー(太陽光発電,風力発電など)をバックアップするためのハイブリッド電池システムを提案し,デバイスの設計とそのための材料評価を行い,以下の成果を得た。 1.自然エネルギーバックアップシステムの基本設計 入力変動の大きなエネルギーをバックアップするために,エネルギー密度とパワー密度を両立した「ハイブリッド電池」を提案し,その構成材料の要求特性を明らかにした。 2.ハイブリッド電池デバイスのための材料探索と特性評価 エネルギー密度と出力密度に優れた電極材料を設計し,その蓄電特性を明らかにした。優れた電極性能を導くための電解質設計を行い,安全性と信頼性に優れた固体ポリマーを基本とする数種のゲル電解質組成を提案した。 3.小形電池系によるデバイス基本特性の解析と評価 炭素系複合化電極とゲル電解質からなる小形電池を作製しその充放電サイクル特性およびレート特性を評価した。エネルギー密度とパワー密度を両立するためのデバイス構造の条件を明らかにした。 4.自然エネルギーバックアップシステムの検証と研究総括 設計システムに適合したデバイス材料の特性評価を行い,トータルシステムとしての効率評価を行った。材料代替とデバイス構造最適化により,現行デバイスに優るシステム設計が可能であることを確認した。 上記成果は,11)研究発表項に記載の学術雑誌に公表したほか,国際会議及び国内学会での招待講演,一般講演およびポスター発表にて報告した。
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