研究課題
基盤研究(B)
富士山の高山・亜高山帯の調査は、表富士5合目宝永火山口付近と御殿場太郎坊双子山周辺で行った。この地域は山崩れなどの自然現象に加え、人為的な撹乱を強く受け、現在裸地化が進行している。また、双子山周辺はオフロード車などにより広く撹乱を受けた場所である。現在までにこの地域のフジアザミの分布はすでに調査されている。昨年度までに調査地点を上記の2ヶ所と森林限界に設定し、そこにおけるミヤマヤナギ・ミヤマハンノキの群落構造の調査を行い、実験材料の確保と植生保全に関する研究を行った。また、調査対象の植物群落と国内外の群落について資料調査を行い研究全体のまとめを行った。1.移植した個体の追跡調査2.種子および枝の採取枝の採取と押木方法の検討に加え、多量の苗木を育生し移植を行った。3.表富士五合目と太郎坊にて、土壌中の根粒および菌根菌の調査を行った。4.表富士五合目にて、木本および草本植物(フジハタザオ・コケモモ)の貯蔵物質を液体クロマトグラフィーを用いて測定した。5.キク科植物、カバノキ科植物群落の資料調査を国内外で行った。6.研究全体のまとめと報告書の作成を行った。研究成果として学会誌等に発表するためのデータの整理とまとめて行い、以下の雑誌に報告した。雑誌はEcological Research、Polar Bioscience、分類地理、科学(岩波)などであり、内容は保全と回復に対する基礎的な資料として貢献できるものとした。
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すべて 雑誌論文 (16件) 文献書誌 (3件)
Ecological Resarch No.21
ページ: 278-284
科学 2月号
ページ: 198-201
Ecological Resarch 21
Polar Bioscience No.18
ページ: 73-81
ページ: 60-72
Journal of Phytogeography and Taxonomy No.53
ページ: 131-137
Polar Bioscience 18
110001068193
Journal of Phytogeography and Taxonomy 53
Polar Bioscience No.17
ページ: 47-55
Polar Bioscience 17